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[ミズノカップIN香川]「貫く」本田圭佑が着用、ゴールも決めたイグニタスのニューカラー目指し、試し履きブースに高校生プレーヤーが殺到

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 29日午前に開催された第4回ミズノカップU-18 IN うどん県(香川)2016開会式直後、非常に印象的な光景があった。開会式を終えたばかりの選手が解散の言葉を合図に一斉にミズノ製スパイクの試し履きブースに走りこんだのだ。

 100人近くの選手たちが、試し履きブースに殺到するのは非常に珍しい光景。彼らのお目当てはイグニタス、バサラ、モナルシーダ、そしてモレリアの4つのサイロのスパイクだった。特に注目を集めていたのが、4月28日にニューカラーのイエロー×ブラックとレッド×ブラックが発売されるイグニタスシリーズのMADE IN JAPANモデル、「ウエーブイグニタス 4 JAPAN」だ。

 イエロー×ブラックは日本代表MF本田圭佑(ミラン)が初めて履いた29日のシリア戦でいきなりゴールを決めたモデル。このニューカラーには意味が込められていた。「あるがままに在る」の石言葉が秘められた宝石、金緑石(クリソベリル)からインスパイアされたこのニューカラー。チームの勝利、ゴールを目指すために、自分を信じて突き進み、実際に一時期の低迷から順位を向上させているミラン、6戦連発中の日本代表でその「貫く」姿勢を形にしている本田にぴったりのカラーとなっている。

 これまで、イグニタスと言えば、本田の無回転や縦回転のFKを連想させるものだった。だが、今回の「ウエーブイグニタス 4 JAPAN」は“FKだけじゃない”。ミズノ株式会社グローバルフットウエアプロダクト本部 企画デザイン部の青井俊輔さんは「動きながらのクロスや動きながらのミドルシュートと言った色々なプレーにフォーカスを当てています。今までイグニタスを敬遠していたような選手からも『履き心地がいい』『軽い』と言ってくれていますね」と説明する。また、ミズノカップでイグニタスをテストした桃山学院高のMF東野永和(3年)は「中のグリップがついていてズレない。靴の中のズレがなくなるから瞬発系のダッシュでフルパワーが出せるし、期待している」とコメントした。

 同じく、レッド×ブラックは日本代表CB吉田麻也(サウサンプトン)が着用してアフガニスタン戦でゴール。勝利を呼ぶカラー、そして闘争心を呼び覚まし熱くアグレッシブなプレーを連想させるレッド×ブラックは浦和のMF阿部勇樹も着用予定となっている。ミズノのスタッフたちも認めていたが、この日、高校生たちが試し履きブースに殺到したのはイグニタスのニューカラーの影響。他のミズノ製スパイクのいい部分を取り入れながら、着実に進化を遂げているイグニタスがプレーヤーたちの新たな可能性を生む。

(取材・文 吉田太郎)
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