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[沖縄県高校招待サッカー大会]京都橘が河合の2発で西武台を下して優勝

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 第21回NIKKEI杯沖縄県高校招待サッカー大会は28日、沖縄県総合運動公園陸上競技場で決勝戦を行い、京都橘高が2-1で西武台高(埼玉)を下して栄冠を手にした。

 今大会、ここまで無得点の京都橘MF河合航希(2年)が決勝で輝きを放った。

 前半16分、京都橘はPA手前左からのFKを獲得。そこでキッカーを務めたのが河合だった。「自信はあった」と右足を振り抜くと、イメージ通りのボールがゴールに吸い込まれる。後半5分にはゴール前のこぼれ球に反応すると、飛び出してきたGKの頭上を越えるループシュートで2点目を奪った。

 河合は今大会、これまで定位置だったSBではなく、ボランチとして出場していた。「1か月ほど前に転向した。課題も多く見つかったが、通用する所もあった」と収穫を語ると、額から流れる汗をぬぐった。ただすぐに気持ちを切り替える。「インターハイ、選手権で優勝したい」と勝利の余韻に浸ることなく、悲願の全国制覇への思いを語った。

 3位決定戦では、米子北高(鳥取)が三浦学苑高(神奈川)を2-1で破った。米子北は前半途中まで1点のリードを許していたが、前半終了間際の35分にMF坂田二千翔(1年)がPKを決めて同点。後半8分にはFW倉本峻汰(2年)が逆転弾を決めた。

 同大会は、沖縄高校サッカーの競技力向上と活性化などを目的に26日からの3日間の日程で開催された。沖縄県外から12チームを招待し、県内の4チームと合わせて16チームで覇を競った。

(取材・文 大城直也)

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