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[プレミアリーグEAST]アジア突破へ、プレミアリーグでのレベルアップ誓うFC東京U-18の1年生MF平川怜

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[5.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第5節 FC東京U-18 3-0 鹿島ユース 東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド(人工芝)] 

 FC東京U-18は鮮烈なゴールでインパクトを残している中学3年生の“ルーキー”、U-17日本代表MF久保建英に負けじともうひとりのルーキーであるU-17日本代表MF平川怜(1年)が中盤で存在感を示している。

 佐藤一樹監督も「落ち着いてプレーしてくれている。サッカー知能が高い」と評する平川はこの日、ボランチの位置で冷静にゲームコントロール。スペースへのボールを読んでクリアした一方、鹿島ユースの激しいプレスにも怯まずにボールをキープして展開するなどシンプルなプレーだけでない実力を発揮。本人は「自分には点を取り切るまでの力強さがない」と課題、レベルアップの必要性について語り、現在は肉体強化などに取り組んでいることを明かしていたが、それでも実力者揃うFC東京U-18の中盤で早くも出場機会を獲得している才能のこれからは要注目だ。

 今秋にはU-16日本代表の一員として17年U-17W杯の出場権を懸けたAFC U-16選手権に出場する予定。U-16代表のチームメートたちの動向は気になるとのことで「他のチームの1年生は凄く気にしていて、負けたくない。みんな気になりますよ。代表の選手は出ているかなとか」出場状況を確認しているという。U-18チームでプレミアリーグなどの公式戦に出場し続ければ、成長につながり、代表でのアピールにもなる。だからこそ、同世代のライバルを上回るような活躍を続けることを意識している。

 アジアでの戦いは近づいてきているが、まずはチームで成長すること。平川は「アジアは日本と違って力強かったりするので、まず当たり負けないとか、戦うとか部分とかで負けないようにしています。プレミアで出続けることでレベルアップすると思うので、まずはチームでしっかりとレベルアップしたいと思います」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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