[Rookie League]矢板中央が3位キープ!U-16全国懸けたプレーオフへ
[9.3 2016 Rookie League A group第9節 西武台高 0-3 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]
関東・静岡の強豪18校の1年生たちが真剣勝負の場で成長を目指す「2016 U-16 Rookie League」は3日、最終節を行い、3位の矢板中央高(栃木)が3-0で8位の西武台高(埼玉)に快勝。3位を守った矢板中央は4日に開催されるU-16全国大会プレーオフ1回戦でB group優勝の帝京高(東京)と戦う。
首位と勝ち点3差で逆転優勝の可能性を残していた矢板中央と入れ替え戦圏内の8位で残留を決めたかった西武台との一戦は立ち上がりから矢板中央が積極的にシュートを狙っていく。対する西武台はCB遠藤悠太とMFイディアゲリ康介を中心に要所を封じて得点を許さない。そして視野の広さと配球、突破も光っていた長身ボランチMF大塚悠平を中心としたコンビネーションでラインを突破し、MF若谷拓海やMF上村晶澄がゴールへ迫るシーンもつくる。だが、矢板中央はチームリーダーのCB土澤昂太とCB白井陽貴を中心とした守りで得点を許さない。
16分、矢板中央は最終ラインからポゼッションした西武台DFに対して強烈プレスを繰り出す。西武台はGKへ下げようとしたボールがミスとなり、そのままゴールイン。矢板中央が幸運な形で先制点を奪った。矢板中央は28分にも左サイド後方から入れたクロスのこぼれ球を白井が左足で決めて2-0。一方の西武台はアーリークロスで抜け出したFW関口崇太が抜け出しから決定的な左足シュートを放つも決め切ることができない。
逆に矢板中央は39分、交代出場の左MF板橋幸大が絶妙な切り返しでDF2人を剥がすと、利き足と逆側の左足シュートをゴール右サイドネットへ突き刺すスーパーゴール。この一撃で突き放した矢板中央は後半、独特の感覚を持つFW飯島翼やFW望月謙という注目選手を投入する。その中で飯島がキープ力の高さを発揮するなど矢板中央は相手に追撃させずに3-0で勝利。3位とプレーオフ進出を決めた。
矢板中央の金子文三コーチは「彼らがよくやってくれました。個人が成長してくれている」と頷いた。前日まで登山実習。疲れもある中でのプレーだったが、先発、交代組がそれぞれ遜色ないプレーをして勝ち切った。次は連戦となるプレーオフ1回戦。板橋は「プレーオフは一番厳しい戦いになる。一回やって負けた相手にはリベンジ、勝っている相手でも油断しないでプレーオフを勝ち上がりたいです」と力を込めた。
(取材・文 吉田太郎)
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関東・静岡の強豪18校の1年生たちが真剣勝負の場で成長を目指す「2016 U-16 Rookie League」は3日、最終節を行い、3位の矢板中央高(栃木)が3-0で8位の西武台高(埼玉)に快勝。3位を守った矢板中央は4日に開催されるU-16全国大会プレーオフ1回戦でB group優勝の帝京高(東京)と戦う。
首位と勝ち点3差で逆転優勝の可能性を残していた矢板中央と入れ替え戦圏内の8位で残留を決めたかった西武台との一戦は立ち上がりから矢板中央が積極的にシュートを狙っていく。対する西武台はCB遠藤悠太とMFイディアゲリ康介を中心に要所を封じて得点を許さない。そして視野の広さと配球、突破も光っていた長身ボランチMF大塚悠平を中心としたコンビネーションでラインを突破し、MF若谷拓海やMF上村晶澄がゴールへ迫るシーンもつくる。だが、矢板中央はチームリーダーのCB土澤昂太とCB白井陽貴を中心とした守りで得点を許さない。
16分、矢板中央は最終ラインからポゼッションした西武台DFに対して強烈プレスを繰り出す。西武台はGKへ下げようとしたボールがミスとなり、そのままゴールイン。矢板中央が幸運な形で先制点を奪った。矢板中央は28分にも左サイド後方から入れたクロスのこぼれ球を白井が左足で決めて2-0。一方の西武台はアーリークロスで抜け出したFW関口崇太が抜け出しから決定的な左足シュートを放つも決め切ることができない。
逆に矢板中央は39分、交代出場の左MF板橋幸大が絶妙な切り返しでDF2人を剥がすと、利き足と逆側の左足シュートをゴール右サイドネットへ突き刺すスーパーゴール。この一撃で突き放した矢板中央は後半、独特の感覚を持つFW飯島翼やFW望月謙という注目選手を投入する。その中で飯島がキープ力の高さを発揮するなど矢板中央は相手に追撃させずに3-0で勝利。3位とプレーオフ進出を決めた。
矢板中央の金子文三コーチは「彼らがよくやってくれました。個人が成長してくれている」と頷いた。前日まで登山実習。疲れもある中でのプレーだったが、先発、交代組がそれぞれ遜色ないプレーをして勝ち切った。次は連戦となるプレーオフ1回戦。板橋は「プレーオフは一番厳しい戦いになる。一回やって負けた相手にはリベンジ、勝っている相手でも油断しないでプレーオフを勝ち上がりたいです」と力を込めた。
(取材・文 吉田太郎)
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