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[MOM1868]帝京MF佐々木大貴(1年)_攻撃力発揮、ネイマールに憧れる“カナリア軍団”の10番

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 2016 Rookie League B group第7節 帝京高 5-1 佐野日大高 時之栖うさぎ島G]

 松澤朋幸コーチが「みんな丁寧にやるような子たち」という伝統校・帝京高の1年生たち。最後の局面でFWサントス・デ・オリベイラ・ランドリックの爆発力が活きた部分大きかったが、中心プレーヤーとして攻撃をコントロールしていたのはMF佐々木大貴だった。

 ブラジル代表の10番、FWネイマールや日本代表MF宇佐美貴史に憧れているという“カナリア軍団”の10番。「チームを落ち着かせて前線でタメをつくろうと努力していました」という佐々木は高い位置でボールをおさめるだけでなく、前を向いてその個人技でDFを剥がしたり、コンビネーションでDFラインを破って攻撃を牽引した。

 そして1ゴール1アシストでRookie League B group優勝とU-16全国大会へ向けたプレーオフの1回戦進出に貢献。「明日(4日に戦うA group3位の矢板中央高)とか強い相手がいる。そういうところで通用するようにしたい」と力を込めた。

 FC東京U-15むさし出身。U-18チームに昇格することはできなかったが、熱心に勧誘してくれた帝京を「復活させたいと思った」と帝京への進学を決意した。「もっと身体を大きくして誰も止められないようなドリブルをしていきたいです」と目標を掲げるアタッカーはチームを勝たせる存在になることを目指す。チームとしての大目標である選手権は1週間後に昨年度全国準Vの國學院久我山高との大一番。1年生ながらAチームの主軸のひとりとして戦う佐々木は「興奮します。勝てば乗って行くと思う」と選手権での活躍も期している。

(取材・文 吉田太郎)
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