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[NB CHAMPIONSHIP U-16]尚志は準優勝、繋ぎの質、崩しの質を高めて飛躍を

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[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16決勝 青森山田高 1-0 尚志高 時之栖裾野G]

 今大会初戦から5連勝でファイナリストとなった尚志高だが、決勝は取り組んできたことを十分に発揮できないままの敗戦となった。

 試合を通して中盤を上手く活用することができずに、ロングボールが増えてしまう展開。繋げるシーンで攻め急いでボールを失ったり、シンプルにプレーすべきところで難しいプレーを選択してミスしたり噛み合わない。ダブルボランチのMF菅井泰祥やMF坂下健将がDFを外して攻めた際や、グラウンダーの縦パスがFW伊藤綾汰に入った際にはチャンスもつくったが、無得点で敗戦。終盤の勝負どころで自分たちから攻撃のギア上げることもできず、選手たちはやりきれないまま試合を終えたように映った。

 東北地域のライバルである青森山田高に対して「絶対に負けたくない」と口々に話していたイレブン。優勝を決め、喜びを大爆発させていたライバルの姿を悔しそうな眼差しで見つめていた選手たちは感じた課題を改善し、悔しさをぶつけるために明日からまた取り組みを続けていく。

 この日発揮できなかった繋ぎの部分や崩しの部分は特に徹底していくことになりそうだ。梅津知巳コーチは選手たちへのメッセージとして「もっとトップとかで出るのであれば、個としても、グループとしても(DF)外す質を上げていかないとトップには上がれないよ、ということですね」。優勝を目指してきたが、ここがゴールではない。ファイナルで学んだことを必ず今後に活かす。

(取材・文 吉田太郎)
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【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2016

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