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[プレミアリーグEAST]注目される中でも「活躍できるのが凄い選手」、千葉内定の青森山田10番MF高橋は「凄い選手」に

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[10.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 横浜FMユース 4-3 青森山田高 横浜市三ツ沢公園陸上競技場]

 ジェフユナイテッド千葉内定の青森山田高MF高橋壱晟(3年)は試合後、敗戦の悔しさを滲み出していた。チームは激戦の末、逆転負け。自身もチャンスを迎えながら決めきることができなかっただけに「個人として去年の選手権で点取ったようなゴール前に入っていくようなプレーを増やしていかないと、ボランチとしては生き残っていけない。こだわっていきたい」と誓っていた。

 この日は序盤から左足ミドルを狙い、やや低めの位置からドリブルでボールを運んでチャンスの起点となった。そして後半には2列目からの飛び出しで決定的なシュートも。だが、試合後は黒田剛監督の指摘を受け、本人は自身の不甲斐なさに唇を噛み締めていた。「すべてに置いて足りないので全部レベルアップしたいです。やっぱり自分に足りない所。そこを突き詰めてやりたいです」と力を込めた。

 首位決戦となった市立船橋高とのアウェー戦でチームは1-0勝利。その試合では「みんながチームのためにとやっていたので最後の最後で粘れたりしていた」。だが、その部分を欠いてしまえば、この日のように結果は逆になってしまう。「きょうはあと一歩足りなかった。プレミアを初めて経験する選手もいる中でもっとチームのためにやる選手を増やさないとこういう結果になってしまう。相手は凄く攻撃が上手なチームで押し切ろうとしていた。耐えきれたら自分たちの攻撃の時間は増えた。まだまだだと思います」

 いち早く千葉入りを決めた青森山田の10番。これから選手権も始まり、より注目度はさらに高まっていくはずだ。その中で結果を残し続けることができるか。「注目されてもその中で活躍できるのが凄い選手なのでそういう選手になりたい」。周囲からの注目、期待を上回るようなプレー。それを表現して青森山田にタイトルをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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