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桐生一は2年生FW小澤が決勝点!「感謝しているし、尊敬しています」という3年生とプリンス関東昇格へ

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決勝点を決めた桐生一高FW小澤謙登

[12.23 高円宮杯プリンスリーグ関東参入戦1回戦 実践学園高 0-1 桐生一高 埼玉第2G]

 桐生一高の決勝点は2年生ストライカーが叩き出した。前半14分、桐生一はFW小澤謙登(2年)が切り返しからの右足シュートで右CKを獲得。このCKをMF田中渉(2年)が左足で蹴り込むと、ニアサイドで反応した小澤が「そらせば何か起こるかなと思った」と頭でコースを変える。ボールはゴールネットに吸い込まれて先制点となった。

 巧みにDFを外す動きと、テクニックを備えたFWは前半から幾度もシュートシーンに絡み、決定的な一撃を放っていたが2点目を奪えず。「自分にはまだ得点チャンスがあった。決めていれば守備を楽にできたかなと思う」を納得していなかったものの、結果的に頭で決めた先制点が値千金の決勝点となった。

 3年生MF佐藤大地は小澤ら2年生について「上手い選手が多い。3年生から見ても上手い。自分たちも期待している。(プリンスリーグ関東でも)全然やれると思います」と期待。小澤はその3年生たちに対し、「自分たちのために残ってくれて感謝しているし、尊敬していますし、一緒に喜びたいです」と返し、25日に行われる東海大相模高とのプリンスリーグ関東参入決定戦でも勝利して、3年生たちと一緒に喜ぶことを誓った。

 自身にとってもこのプリンスリーグ参入戦はアピールのチャンス。「こういうチャンスを無駄にしたくない」というFWは、東海大相模戦へ向けて「チームのために走って、自分の持ち味のドリブルもできて、良いテンポでタメも作れて、(守備など)当たり前のこともできるように準備していきたいです」と意気込んだ。大一番でも貴重な一撃を決めて、来年に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

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