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[横山杯]「次こそ全国に行きたい」三浦学苑vs八千代は1-1ドロー

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三浦学苑高八千代高と1-1でドロー。FW川上渚は左足キックなどで存在感

[12.29 横山杯決勝リーグ 三浦学苑高 1-1 八千代高 グリーン土合グラウンドB面]

 29日午前、「横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会」1st Division Top決勝リーグ最終節が行われ、三浦学苑高(神奈川)対八千代高(千葉)戦は1-1で引き分け。八千代が3位、三浦学苑が4位で決勝リーグ第2グループの戦いを終えた。

 ともに後方から丁寧にボールを繋いで攻める中、前半14分に三浦学苑がMF杉山十椰(2年)のゴールで先制。三浦学苑は前日の前橋育英高戦で圧巻の左足ミドルを決めているFW川上渚(2年)が「前橋育英戦とか速いスピードの中で収められなかったので、それを意識して頑張ろうと思った」と語るように、前線で良くボールを収めて攻撃のポイントになっていた。

 一方の八千代はトップ下のMF青木奏人(1年)が絶妙なファーストタッチで起点となりながら反撃。チームも豊島隆監督からの指摘を受けながら、徐々に攻撃の迫力が増して行った。だが、三浦学苑はGK淺岡琉星(2年)やCB川島陸(2年)らが声を飛ばし、集中した守りを継続。相手の攻撃を跳ね返していく。

 八千代は後半開始から出場の俊足FW吉田奨(2年)が存在感を発揮。29分には右サイドのスペースを突いた吉田が豪快な右足シュートを逆サイドに突き刺して1-1とした。今大会、結果が出ず、壁を乗り越えるために悩みながらのプレーだったという吉田のゴールで追いついた八千代が一気に逆転を目指すが、三浦学苑も攻め返すなど譲らずドロー。三浦学苑の川上が「去年は悔しい思いをして、その思いをぶつけて次こそ全国に行きたいと思っています」と語ったように、ともに選手権予選準決勝で敗れている両校は来年、全国出場を果たせるように、この冬、力を磨く。

(取材・文 吉田太郎)
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