[8.25 千葉県1部L第10節 八千代高 3-0 市立船橋高B 日体大柏高G]

　昨年はルーキーながら伝統校・八千代高の右SBとして高精度キックを連発していた飯村晴季(2年)が、今年はボランチとして存在感を増している。

　元々中学時代はボランチ。「キックに自信を持っているので受けてから前へ進むことだったりでチームに貢献できればと思っています。自分は柴崎選手みたいな展開力を発揮したり、周りを楽しませるプレーがしたい。中盤でそういうプレーができたらいい」という飯村は、中盤でのボールキープ、サイドへの展開に加え、178cmの高さを中盤で発揮するなどボールを奪う・弾く部分でも貢献度高いプレーを見せている。

　この日は試合終了間際に相手ハンドで得たPKを右足で決めて1得点。優勝した鹿嶋サッカーフェスティバル2018 ユースの部でもチームを救うゴールを決めるなど遠征では得点数を増やすことができているという。八千代は優勢に試合を進めながら得点を奪えずに敗戦という試合が少なくないだけに、飯村は公式戦での得点数も向上させてチームを白星へ導く考えだ。

　1年前の悔しさは忘れていない。昨年度の選手権予選は準決勝で市立船橋高に1-2で敗戦。今年も互いに勝ち上がれば、市立船橋と準決勝で対戦する組み合わせとなった。「昨年は市船に負けて悔しい思いをしている。きっと市船が上がってくると思うので、そこで倒して決勝で全国を決めたい」と飯村。この日のように、先輩たちとともに宿敵を破って、復活Vを果たす。

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●【特設】高校選手権2018