第97回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜選考合宿が24日、静岡県内でスタートした。最終的に18名が日本高校選抜として欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(ドイツ)に出場する。

　富山一高(富山)のDF中田青主将(3年)は今回、守備的ボランチとしてのポテンシャルを高く評価されて高校選抜候補選出。合宿初日も中盤でのボール奪取など強みを発揮していた。その中田が選手権や、高校選抜、19年の意気込みについて語った。

―選手権を振り返って。
「選手権は不本意な結果(2回戦敗退)で終わったなという感じで、一瞬の気の緩みが失点を生んだと思っています。去年もそうですし、今年も学んだことが多かったです」

―それでも、評価されて高校選抜候補に選出された。
「3年間、コツコツとやってきて良かったなと思っています」

―高校選抜ではボランチとしてテストされている。
「1次選考の時にボランチをしろと言われて、正直びっくりして。ボランチ経験したことがなかったけれどそれで受かったので、ベストを尽くしたいと思っています」

―外国人選手相手に試したい部分は?　
「元々DFの選手なのでディフェンシブなボランチでやりたいと思っていて、それで相手の攻撃も潰せればなと思っています」

―合宿で意識する選手はいる?
「ほとんどの人がレベル高いので、今は付いていくので精一杯という感じなので、少しでも吸収していい形で最終日を終えられればと思っています」

―高校選抜入りへの意気込みを。
「ここまで来たらメンバーに入って、去年みたいに優勝したいなと思っています」

―富山一高での3年間で学んだことは?
「努力。競争が激しかったので、やらない期間があったらすぐに抜かされていたので、常に高い意識を持って練習しないといけないと感じました」

―2019年の意気込みを。
「(新潟医療福祉)大学に進学するので、1年目からスタメンに絡んでいけるようにやっていきたいなと思っています」

(取材・文　吉田太郎)

---

●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ