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豪快ヘッドと好フィード、こぼれ球には頭から…。CB河井は「どこかにチャンスが落ちている」と全力プレー

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CB河井哲太(G大阪ユース)は目の前のチャンスで全力アピール

[1.31 練習試合 プレミアリーグ選抜 8-1 プロ:ダイレクトアカデミー セント・ジョージズ・パーク]

「なりさん(岩成智和監督)にも話してもらったんですけれども、『どこで何が見られているか分からない』。『どこかにチャンスが落ちている』と思って全力でやっています」

「NIKE NEXT HEROプロジェクト」プレミアリーグ選抜の一員としてイングランド遠征に参加しているCB河井哲太(G大阪ユース3年)は、31日午後の練習試合で1ゴール。前半6分に左CKから豪快なヘディングシュートを叩き込んだ。

 24分には、右CBの位置から対角線のフィードを左ハイサイドへピタリ。「ガンバでやっていた武器なので。自信があります」というキックには、地元の観客からも拍手が起こっていた。さらに相手の抜け出しを一発のスライディングタックルで止めたシーンが2度。混戦で倒れ込んでいる際に、接触を怖れることなくセカンドボールを頭で味方に繋ごうとするシーンもあった。

 マンチェスター・ユナイテッドのスカウトも訪れていた試合で「どこかにチャンスが落ちている」と100パーセントのプレー。2年時にJ3で14試合出場1ゴールを記録しているCBは、細かなミスもあったが、自分の良さに加えて勝利、ボールへの執着心の部分も発揮した。

 大阪弁でコミュニケーションを取り、自分から発信することも意識しながらのイングランド遠征。プレミアリーグ選抜での活動をチャンスと捉えて意識高く過ごしてきたCBは、1日の最終戦へ向けて「時間があるので、もっと話し合ってチーム一丸となって勝ちたい」。最終戦も全力で戦い、勝って遠征を終える。

(取材・文 吉田太郎)
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