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[MOM2828]名古屋U-18MF田邉光平(新3年)_「相手を感じる力」持つ技巧派 、目に見える武器も増やしながら進化

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名古屋グランパスU-18MF田邉光平は今年、ゴール、アシストでチームに多くの白星をもたらす

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30船橋招待U-18大会 帝京長岡高 1-2 名古屋U-18 グラスポ]

 オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールともに目の離せない選手だ。新生・名古屋グランパスU-18の10番を背負うMF田邉光平(新3年)は、中盤中央から色々な局面に顔を出してボールを受けると、わずかに空いたスペースをドリブルやワンツーで攻略。第24回船橋招待U-18大会の帝京長岡高戦では先制された直後に抜け目なくゴール前のスペースに現れ、同点の右足シュートを決めて見せた。

 ボールテクニックや視野の広さに長けたボランチは「自分の今の武器は『相手を感じる力』だと思っていて、スペースがどこに空いているのかだったり、相手の出方によってポジショニングを取ったりするところが特長だと思っています」と語る。ボールのある無しにかかわらず、「感じる力」を活かして駆け引き。登録身長166cm、57kgと小柄だが、相手に触られることなくプレーするMFには、対峙した代表クラスの選手含めてどのチームも手を焼いていた。

「あとはパスをもっと磨いて一番の目に見える武器にできるようにやっていきたいです」。「感じる力」は目に見えないもの。現在の田邉は周りを使って自分が活きることは表現できているが、より周囲を活かすパスを出してアシストを増やしたいという考えがある。

 前日の市立船橋高戦で彼は、左サイドでのドリブルから右足ミドルを逆サイドのゴールネットに突き刺した。自身の幅を広げるために取り組んできた居残り練習の成果を発揮。ミドルシュートに警戒して相手が寄せてくれば、スルーパスも狙いやすくなる。今シーズン、プレミアリーグWESTで10得点10アシストという目標を掲げているMFはゴール、アシストでチームを勝たせる意気込みだ。

 チームの攻守の軸として期待する古賀聡監督は、「もっとタフに戦えるようにならないといけない」と現状よりも高いレベルでのプレーを求める。その中で田邉は課題を改善して上で勝負するための「感じる力」をより研ぎ澄まし、結果にもこだわっていく。

 田邉は「去年、キャンプに行く機会があって、間近で見ることができて上手かった」という名古屋MF和泉竜司や川崎Fの大島僚太、MF守田英正のポジショニングを参考に意識して見ているという。「トップでも(自分のように)小さい選手がいっぱいいて、小さくてもできるということは証明できていると思うので、結果というところに今年1年こだわって、トップに上がれるようにこのシーズン戦っていきたいです」と田邉。名古屋U-18でグラウンドマネージャーとしてピッチ内でのモラル向上に務め、コーチ陣と練習メニューの相談もしている。ピッチ内でプレー面、そして管理する立場としても重要な役割を担う田邉がトップチーム昇格、全国タイトル獲得という目標のために進化を続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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