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[球蹴男児U-16リーグ]鹿児島実が技術と走力発揮。終盤の2ゴールで筑紫台振り切る

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前半15分、鹿児島実高FW平樹龍がGKをかわして先制ゴール

[5.3 球蹴男児U-16第1節 鹿児島実高 3-1 筑紫台高 大津町運動公園多目的広場]

 「2019 球蹴男児U-16リーグ」が3日、熊本県内で開幕。Division2 1stRound第1節で鹿児島実高(鹿児島)と筑紫台高(福岡)が対戦し、鹿児島実が3-1で勝った。

 球蹴男児U-16リーグで成長することと、上位リーグのDivision1昇格を狙う鹿児島実が筑紫台を振り切った。鹿児島実は前半15分、鮮やかな崩しから先制点を奪う。中央のMF上田来聖が飛び込んで来たDFをかわしてMF山中一歩へと繋ぐと、ペナルティーアークでパスを受けた山中がDFをかわしながらPAへスルーパス。これを受けたFW平樹龍がGKをかわしながら先制点となる右足シュートをゴールに流し込んだ。

 その後もボールを持ちながら追加点を狙う鹿児島実に対し、筑紫台も後半2分、2列目で存在感を示していたMF木本真翔が切り返しから技ありのゴールを決めて同点に追いつく。

 だが鹿児島実は26分、Aチームからの合流組で前半途中から起用されていたMF守岡晃希が中央からドリブルで仕掛けてPKを獲得。これを自ら左足で決めて勝ち越すと、34分には交代出場のFW渡辺翔太が抜け出しから左足ループシュートを決めて2点差とした。

 筑紫台は木本やスピードのあるMF芹野竜斗、FW立石涼太がゴール前のシーンを作り出していたが、鹿児島実は好セーブを見せていたGK渡邉偉央や184cmの長身を活かして跳ね返す力を示していたCB禧久蔵人を中心に守って3-1で勝利。白星スタートを切った。

 終盤の2ゴールで勝利した鹿児島実の守岡は「自分たちの目標は声出して走り切るだったので最後までできて良かったと思います。走る練習が多いのでしんどいですけどこういう試合で勝てるので大事だなと思いました」と入学後1か月間の練習で身についた走力を実感。そして、球蹴男児U-16リーグの目標について、「もちろん優勝ですけれども自分たちの成長が大事だと思います」。鹿児島実は2日目のルーテル学院高戦も走力を発揮して後半の3ゴールによって3-0で快勝。今後も強豪との対戦で勝ちながら、力を磨く。

(取材・文 吉田太郎)
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