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[MOM2866]筑陽学園DF上市翔(1年)_堅守の中心、王者撃破もたらす

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筑陽学園高CB上市翔は的確なカバーリングで大津高撃破の立て役者に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.4 球蹴男児U-16第2節 大津高 1-2 筑陽学園高 大津町運動公園多目的広場]

 筑陽学園高は3連覇中の大津高に逆転勝利。特に最終ラインの中央を守るCB上市翔とCB緒方孝起の存在が大きかった。
 
 PAへ入ってくる相手選手を実直に潰す上市と迫力のあるインターセプトを連発していた緒方。特に生井隼人コーチは「ミスの回数が少ない」上市のこの日のプレーを高く評価し、マン・オブ・ザ・マッチに選出した。

 上市は「ファーストタッチでかわされないように、粘り強く最後までボールを見て取れると思ったら取りに行きました」と振り返る。個々の技術レベルの高い大津の選手は中途半端に飛び込んでしまうとかわされてしまう。それだけに、相手との距離感を意識しつつ、緒方とコミュニケーションを取って対応。上市は危険なシーンで的確なカバーリングを見せたり、奪いきれなくても身体を寄せて自由にシュートさせないなど、粘り強く守って相手の攻撃をPKによる1点に封じた。

 登録身長174cmの上市は「下だけでなくて、上の高いヘディングとかも勝って行ける選手になりたいです。相手のFWに絶対に負けない、自由にさせないCBに」と理想像について語る。前へ出てインターセプトする守備が得意だが、ラインコントロールの部分をよりレベルアップさせなければならないと感じている。

 福岡県出身の日本代表DF冨安健洋を憧れの選手に挙げる上市は、球蹴男児U-16リーグで経験を積んで、3年時には必ず全国へ。「1、2年生でしっかりと経験を積んで3年生の試合に臨みたいです」と誓った。
 
(取材・文 吉田太郎)

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