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3発快勝の清水桜が丘は2トップが攻守でチーム牽引。松永主将「全国でしっかりと点を獲れように」

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後半、清水桜が丘高FW松永颯太主将がドリブル突破で流れを変える

[8.24 プリンスリーグ東海第11節 清水桜が丘高 3-0 藤枝東高 清水総合]

 清水桜が丘高はFW松永颯太主将(3年)とFW前田翔茉(3年)の強力2トップが攻守両面でチームを牽引した。前半4分に前田が中央からの展開でMF古長谷千博(3年)の先制ゴールを演出。31分に前田の思い切りの良いミドルシュートのこぼれをMF安部侑真(3年)が決めて2-0とすると、40分には右スローインを松永が落とし、走り込んだ前田が豪快なシュートで決めて3-0とした。

 前田はポスト役としても力を発揮し、鋭い抜け出しが特長の松永は流れの悪かった時間帯に個で局面を破って見せるなど存在感。また、緩急を活かして巧みに相手を追い込む松永が2度追いしたり、前田が体を投げ出して相手のフィードを乱すなど、献身的な守備も光った。

 松永は「前田は2年の時から一緒にやっていて、2トップを組む回数も多くて徐々にいい連係になっていっているかなと思います」と手応えを口にする。インターハイは、松永が大会直前にコンディションを崩していたこともあって、FW黒田瞬矢(3年)を含めたFW陣は不発。0-0からPK戦の末に敗退した。それだけに、松永は選手権でのリベンジに燃えている。

 まずは、この日のように自分が決めることができなくても勝利に貢献すること。その上で貪欲にゴールを目指す構えだ。1年時に選手権で先発出場して初戦敗退を味わっている松永は、「選手権1年の時に出て悔しい思いをしているので、静岡で勝つことは当たり前だと思っていますし、全国でしっかりと点を獲れように成長していきたいと思っています」と誓った。冬は守備陣の頑張りに必ず応えて、一つでも上のステージに勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
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