[MOM3155]東京VユースMF岩崎壮真(中学3年)_ユースデビュー戦で宿敵から2発!
[2.2 東京都CY U-17選手権決勝L FC東京U-18 2-2 東京Vユース 東京ガス武蔵野苑多目的G]
「ユースデビュー戦」の中学生MFが、ダービーで2得点を叩き出した。東京ヴェルディユースのMF岩崎壮真(中3)はU-15日本代表にも選出されているレフティー。シーズン前から東京Vユースに合流しているMFは、初先発となった「宿敵」FC東京U-18戦でインパクト十分の結果を残した。
「前半は自分のプレーが出せなくて苦戦した」。相手の前線からのプレッシングを受ける中でチームの狙いとは異なる動きになってしまい、ボールに絡む回数も増やせなかった。それでも、ハーフタイムに先輩たちから多くの声をかけられたことで「勇気を持ってやれました」という後半は、開始直後から決定機に絡んだ。
そして10分、MF安藤如登(2年)の右足ミドルがクロスバーを叩くと、跳ね返りを左足で決めて同点ゴール。さらに15分には、ゴール前でクロスに競ると、右SB粟津一輝(2年)のシュートのこぼれ球を右足でゴールへ流し込んだ。
「自分は(身長の)高い選手ではないので、クロスで一発で決められると言ったらそうではない。こぼれて来ると思ったので狙っていました」。練習でもこぼれ球を押し込むような「ごっつあんゴールが多い」という岩崎は、それを試合で再現するような2ゴール。そして、先輩たちの手荒い祝福を受けていた。
自分のゴールを一緒になって喜んでくれた先輩たちに感謝。「いつも緊張してあんま喋れないんですけれども、喜んでくれて嬉しかった。決める前からも『自分のプレーしろよ』とか声を出してくれた」。ケガで欠場した先輩もいる中、先発として出ている責任を持ってプレーした中学生MF。特別なスピードや速さがある訳ではないが、判断の良さや狭いスペースを通すパスなど技術力も表現して、チームのグループ1位死守と決勝進出に貢献した。
意識している選手はマンチェスター・シティのMFダビド・シルバとMFベルナルド・シウバの両レフティー。同じレフティーでトップ昇格を決めた先輩MF阿野真拓(1年)も目標とする存在だ。岩崎は周囲を活用しながらスルーパスでアシストしたり、ゴールを決めるプレーが特長。加えて、中後雅喜監督は守備面での奮闘も評価していた。
岩崎はこの日の試合で感じた課題について、「特に前半は緊張していたところもあるけれど、周りを見えていないところとか、相手にガツンと来られて収められないとか、もっと周り見ても良いところがあった。相手が疲れていない中でどれだけできるか。それが全然足りていないと思いました」とコメント。そして、決勝へ向けては「決勝でも出れたら得点を狙って行って、守備から入って行って、最後は自分で決められれば良い」と意気込んだ。
「できるだけ早く(トップチームに)上がりたい」という目標を持つレフティー。「持っている」と振り返ったユースデビュー戦から、フィジカル、技術、全ての面をレベルアップさせてチャンスを掴む。
(取材・文 吉田太郎)
「ユースデビュー戦」の中学生MFが、ダービーで2得点を叩き出した。東京ヴェルディユースのMF岩崎壮真(中3)はU-15日本代表にも選出されているレフティー。シーズン前から東京Vユースに合流しているMFは、初先発となった「宿敵」FC東京U-18戦でインパクト十分の結果を残した。
「前半は自分のプレーが出せなくて苦戦した」。相手の前線からのプレッシングを受ける中でチームの狙いとは異なる動きになってしまい、ボールに絡む回数も増やせなかった。それでも、ハーフタイムに先輩たちから多くの声をかけられたことで「勇気を持ってやれました」という後半は、開始直後から決定機に絡んだ。
そして10分、MF安藤如登(2年)の右足ミドルがクロスバーを叩くと、跳ね返りを左足で決めて同点ゴール。さらに15分には、ゴール前でクロスに競ると、右SB粟津一輝(2年)のシュートのこぼれ球を右足でゴールへ流し込んだ。
「自分は(身長の)高い選手ではないので、クロスで一発で決められると言ったらそうではない。こぼれて来ると思ったので狙っていました」。練習でもこぼれ球を押し込むような「ごっつあんゴールが多い」という岩崎は、それを試合で再現するような2ゴール。そして、先輩たちの手荒い祝福を受けていた。
自分のゴールを一緒になって喜んでくれた先輩たちに感謝。「いつも緊張してあんま喋れないんですけれども、喜んでくれて嬉しかった。決める前からも『自分のプレーしろよ』とか声を出してくれた」。ケガで欠場した先輩もいる中、先発として出ている責任を持ってプレーした中学生MF。特別なスピードや速さがある訳ではないが、判断の良さや狭いスペースを通すパスなど技術力も表現して、チームのグループ1位死守と決勝進出に貢献した。
意識している選手はマンチェスター・シティのMFダビド・シルバとMFベルナルド・シウバの両レフティー。同じレフティーでトップ昇格を決めた先輩MF阿野真拓(1年)も目標とする存在だ。岩崎は周囲を活用しながらスルーパスでアシストしたり、ゴールを決めるプレーが特長。加えて、中後雅喜監督は守備面での奮闘も評価していた。
岩崎はこの日の試合で感じた課題について、「特に前半は緊張していたところもあるけれど、周りを見えていないところとか、相手にガツンと来られて収められないとか、もっと周り見ても良いところがあった。相手が疲れていない中でどれだけできるか。それが全然足りていないと思いました」とコメント。そして、決勝へ向けては「決勝でも出れたら得点を狙って行って、守備から入って行って、最後は自分で決められれば良い」と意気込んだ。
「できるだけ早く(トップチームに)上がりたい」という目標を持つレフティー。「持っている」と振り返ったユースデビュー戦から、フィジカル、技術、全ての面をレベルアップさせてチャンスを掴む。
(取材・文 吉田太郎)