beacon

[MOM3158]FC東京U-18MF谷村峻(1年)_万能型MFがボランチで攻撃力発揮

このエントリーをはてなブックマークに追加

FC東京U-18MF谷村峻は攻撃力を発揮して勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.11 東京都CY U-17選手権3位決定戦 FC東京U-18 4-0 町田ユース 味フィ西]

 この日プレーしたボランチに加えて、最近はFWやSHでも起用されていたという万能型。FC東京U-18MF谷村峻(1年)が、東京都クラブユースU-17選手権3位決定戦でボランチの位置からの攻め上がりで結果を残した。

 前半25分、敵陣右中間でボールを奪い返すとワンツーでゴール前に潜り込む。そしてDFのタックルを落ち着いて外し、左足シュートをゴールに流し込んだ。「相手が目の前に来ていたので、そのまま撃ったら当たるかなと思ったので少し左足でズラしてしっかりとゴールを見て流しました」。本人も認めた通り、イメージ通りの一撃。谷村はさらに3点目も演出する。

 後半17分、ゴール前のルーズボールに反応。飛び込んできたDFに対し、軽くボールを浮かしてファウルを受けた谷村はPKを獲得する。谷村は“交錯覚悟”のプレーによって負傷退場したものの、チームの3点目に繋がる大きなプレーだった。

 谷村はこの日、相手が厳しくチェックに来る中でその逆を取ったり、上手く展開することを意識してプレー。「ボランチは久しぶりだったので、相手の寄せが速かった分、顔を振る部分とか攻撃面でちょっと停滞してしまったかなと思う」と反省していたが、前に出る力や器用に両足を使うことのできるところ、そして味方を活かしたプレーなど特性を発揮して勝利に貢献した。

 2年生となる今年は将来へ向けて重要な一年だと位置づけている。「プロになるためには2年生から試合に出ていかないとこの先通用しないなと思うので、まずはスタメン確保ができるようにしたい」。FC東京U-15むさしや国体東京都選抜でキャプテンマークを巻いた万能型MFはリーダーシップの部分も期待。それらチームのために発揮し、シーズンを通して勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

TOP