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活躍誓う九州屈指の守護神、創成館GK永田は選手権の経験糧に準備を重視

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九州屈指の守護神、創成館高GK永田健人

 九州屈指の守護神は全国のレベルの高さを体感し、課題を持って再スタートを切っている。ガンバ大阪ジュニアユース出身の185cmGK永田健人(2年)は、昨秋の選手権長崎県予選で好守を連発し、創成館高の全国大会初出場に大きく貢献。全国大会初戦でもPK戦で学法石川高(福島)の5人目を止めてヒーローとなった。

 だが、「全国ではPKは止めましたけれども活躍は全然できなかったし、チームにあまり貢献できなかった。(また)昌平の須藤選手とかと対戦してプロは全然レベルが違うと感じました」。昌平高(埼玉)との3回戦ではMF須藤直輝(3年、鹿島加入)やMF小川優介(3年、鹿島加入)にゴールを奪われるなど、前半の3失点によって0-3で敗れた。

 全国大会では、長崎県や九州大会で経験したものよりも早いタイミングでのシュートや威力のあるシュートが飛んできた。「準備の段階で悪くて取れそうなボールが取れなかった」と振り返る。だからこそ、選手権後はシュートに対する準備の部分から改善。その効果が出たか、九州高校新人大会の初戦(対那覇高、沖縄)では試合終盤のビッグセーブなどでチームを勝たせ、佐賀東高(佐賀)との第2節でも好守を披露していた。

 九州大会では国見高(長崎)GK緒方要(2年)や大津高(熊本)GK佐藤瑠星(2年)とともに存在感ある動きを見せたが、チームは1勝1分1敗で予選リーグ敗退。選手権後に練習試合ができたなかった影響もあって失点が増え、悔しい結果に終わってしまった。

 敗退から切り替えて、今年は注目度に相応しい活躍をする考え。「(毎試合)『絶対に活躍する』、というのは思ってゴールに立っています」という永田が、九州を代表するGKとして、チームを全国へ導き、今年は大舞台で活躍する。

(取材・文 吉田太郎)

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