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[横山杯]八千代は本職ボランチの實川俊輔主将がCBで奮闘。チームから信頼・期待され、「鼓舞できる選手に」

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八千代高MF實川俊輔主将はCBとして出場。プレーと声で勝利に貢献

[12.26 YOKOYAMA MEMORIAL CUP準々決勝 韮崎高 0-0(PK4-5)八千代高 鈴屋旅館グラウンド2]
 
 来年度の千葉制覇を狙う八千代高のCB實川俊輔主将(2年=FC L'ARCVERT 千葉出身)は守護神・平尾涼介(2年)の活躍もあって無失点で勝利した試合後、「相手のチームが簡単にボールを蹴ってきて、やられている場面もありましたけれども、ちゃんと声を掛け合って守備ゼロで行けたのは良かった。キャプテンとして、CBとして、鼓舞する面で役に立てたと思います」と頷いた。

 本職はボランチ。豊島隆監督は、MF鈴木朝陽(2年)と實川がダブルボランチを組むと「中盤は守備が安定します」と評価する。加えて、リバプールMFチアゴ・アルカンタラを憧れの存在に挙げる實川は、「ワンツーとか前に係わっていくプレーが得意。チームを決定づけるゴールやパスを出して行けたらと思います」。この日はけが人が多いこともあってCBとして出場したが、全くバタつくことなく、強みとする配球を含めて後方からゲームコントロールして準決勝進出に貢献した。

 實川は交代出場ながら選手権予選も経験。チームリーダーで、県内トップレベルのDFでもあった先輩CB松野聖哉(3年)の姿から刺激を受けてきた。「去年のキャプテンにも負けないくらいみんなから信頼されたり、期待される選手になりたいし、チームを鼓舞できる選手になっていきたい」と誓う。

 チームが掲げている目標は「常勝」。この日は繋ぎの部分で消極的になってしまった部分などがあっただけに、「臆することなくやっていきたい」。この日は主軸FW納富惇也(2年)らが不在だったが、FW田中颯真(2年)やFW輿石疾風(2年)が攻撃力の高さを示していた。強豪校相手でも自分たちの攻撃的なサッカーを貫いて勝つことが目標。實川は八千代をプレーと声で引っ張り、激戦区突破、全国での躍進へ導く。
 
(取材・文 吉田太郎)
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