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[MOM4437]仙台ユースFW櫻田彪仁(2年)_急成長見せるスーパーサブが大一番で大仕事

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仙台ユースFW櫻田彪仁(2年)はFKのボールを受けてゴールに向かって仕掛け、チーム2点目を決めた

[9.30 プリンスリーグ東北第17節 仙台ユース 2-0 山形ユース マイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場]

 チームの勝利を決定づける2点目を奪ったベガルタ仙台ユースFW櫻田彪仁(2年)。前半戦は攻撃にリズムを与えながらもゴールに絡むことのできなかったアタッカーは、後半戦急成長を見せて、大舞台で大仕事をやってのけた。

 今季のプリンスリーグ東北では途中出場するものの、決定的な仕事ができない時期が続いた。「自分の中で少し前まで悪い流れがあったのですが、しっかりサッカーと向き合って、自分の悪い流れを変えたことで、今、良い流れがあると思います」と苦しい時期を乗り越えてサッカーに真摯に向き合えるようになったという。

 練習後に有酸素運動を採り入れるなど努力を重ね、「今シーズンのリーグの前半戦は全然点が取れませんでした。後半戦は点を取るという目標を立てて試合に入っていました。出場時間ももらえていたので、あとは全力でプレーして決めるだけでした」とゴールにこだわってプレーした櫻田は9月9日第14節東北学院高戦でプリンスリーグ東北初ゴールも挙げて好調ぶりを見せていた。

 木谷公亮監督は「この間のM1(9月24日の宮城県リーグU-18 1部塩釜FCユース戦)もハットトリックしていて、非常に前向きにやっています。元々できる選手だと思っているので、ようやく自信を持って練習からやってくれていると思います」と櫻田の頑張りを見逃さず、大一番で起用。その起用に櫻田も応えた形となった。

「このまま来週の青森山田高セカンド戦も勝って、プレーオフはみんなでこれ以上の気合いで臨んで、絶対に勝ってプレミアリーグに上がりたいです」と意気込む櫻田。好調のアタッカーがプレミアリーグ参入に貢献できるか、大いに注目だ。  

(取材・文 小林健志)

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小林健志
Text by 小林健志

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