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OBの平岡道浩コーチが新監督就任。選手権優勝3度の”赤い彗星”東福岡が新体制で再スタート

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名門・東福岡高の平岡道浩コーチが新監督に就任した

“赤い彗星”こと東福岡高が8日、平岡道浩コーチの新監督就任を発表した。東福岡は1997年度の全国3冠、翌1998年度の選手権連覇、2014年、2015年のインターハイ連覇、2015年度の夏冬全国制覇などの歴史を持つ名門校。約20年間指揮官を務め、2015年度の全国2冠やインターハイ連覇、プレミアリーグWEST2位(13、15年)などの功績を残した森重潤也前監督は今後、スタッフとしてチームをサポートするという。

 平岡新監督は1977年生まれの46歳。東福岡OBで、コーチとして志波芳則元総監督(現・コミュニケーター)、森重前監督をサポートしてきた。現役時代は、サイドハーフとして活躍。東福岡3年時の1995年度には、スピードを生かしたドリブル突破などでレギュラーとなり、選手権で全国3位を経験している。FW山下芳輝(元福岡ほか)やFW小島宏美(元G大阪ほか)といった同級生、1学年下のDF古賀正紘(元名古屋ほか)と2学年下のMF本山雅志(元鹿島ほか)らとともにチームを牽引。自身も大会優秀選手に輝いた。

 大学は鹿屋体育大に進学し、卒業後は教員の道へ。2000年から母校・東福岡の保健体育の教諭となり、同校サッカー部のコーチに就任。長らく1年生チームやトップチームなどの強化に携わってきた。

 就任にあたり、平岡新監督はコメントを発表。「多くの方に支えられて成長することができました。関わって頂いた方に恩返しができるよう、日々生徒たちに還元していきたいと考えています。まずは生徒の人間的成長に力を注ぎ、全国優勝経験のあるスタッフとともに、より強固な東福岡高校サッカー部を作っていきたいです」。森重前監督のサポートも受けながら、より強固な東福岡サッカー部を構築する。

 今季、東福岡は2011年の発足初年度から所属している高円宮杯プレミアリーグWESTを6位で終え、残留を決めた。しかし、夏のインターハイは2回戦で敗退。選手権では県予選決勝で飯塚高に0-1で惜敗し、2年連続で出場権を逃している。

 最後に日本一に輝いたのは、日本代表DF毎熊晟矢(C大阪)らを擁した2015年度選手権。もちろん、全国タイトル奪還も目標になってくる。新体制の公式戦初陣は年明けの新人戦。東福岡を最も良く知るOB監督の下で、“赤い彗星”東福岡が再スタートを切る。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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