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「ゲンクの勝利に貢献できるように頑張りたい」。神村学園高のU-17日本代表DF吉永夢希が加入内定記者会見で抱負

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神村学園高DF吉永夢希ゲンク加入内定記者会見で抱負

 ベルギーの強豪・ゲンクへ加入する神村学園高DF吉永夢希(3年)が20日、鹿児島県いちき串木野市の同校で開催された加入内定記者会見に出席し、意気込みを語った。

 吉永は「自分の強みはスピードとクロスの質だと思います」と語る高速レフティー。左サイドを主戦場とし、神村学園では昨夏頃からレギュラーを務めて同年度の全国高校選手権で3位に入っている。今年はU-17日本代表の一員としてU17アジアカップで優勝。11月に開催されたU-17ワールドカップにも出場した。

 抜群の推進力と左足キックでアシストを連発する左SBへの評価は高く、複数のJ1クラブも獲得を目指していた。だが、本人は「(夏に)練習参加に行った時に選手、コーチ、監督もすごく自分に親切に接してくれたので、ここなら成長できると思って決断しました。小さい頃から海外でプレーしたいと思っていたので、オファーを頂いた時ににはすぐにゲンクでプレーすることを自分の中で決意しました」とゲンク入りを決断したという。

 昨年、同じく神村学園で大活躍したFW福田師王(現U-22日本代表)が、高卒での欧州挑戦を決断。ドイツのボルシアMGへ進んで奮闘する先輩FWからの「海外に早く来た方が成長できる」というアドバイスも決断の後押しになったようだ。会見では、「将来的に自分は左SBで勝負したいと思っているので、守備のところでもっと強度高くやらないといけない」と課題の守備強度を向上させることも掲げていた。

 吉永はゲンクでの目標について、「めっちゃ早くトップチームに出て、ゲンクの勝利に貢献できるように頑張りたい」とし、「A代表というのが将来的な目標だと思うので、しっかりゲンクで結果を残して、A代表に選ばれるように頑張りたい」と将来の日本代表入りを目標に掲げた。

 吉永はこの後、12月28日に開幕する全国高校選手権に出場。12月15日、16日に開催された鹿児島県予選では左サイドでスプリントを繰り返し、高精度のラストパスでチャンスを演出、また対人守備でも粘り強さを発揮して優勝に貢献した。全国大会の初戦は12月31日に行われる松本国際高(長野)との2回戦。「去年、国立で負けてしまって悔しい思いをしているので、今年は国立で勝つということを目標に頑張りたい」と語る吉永が、高校生活最後の大舞台で神村学園を初の日本一へ導き、海を渡る。

(取材協力・写真、コーイチフォト)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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