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[関東 ROOKIE LEAGUE]守備力強化を目指し、静岡から栃木の強豪へ。佐野日大の184cmレフティーDF川島鳳翔が地元で奮闘

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佐野日大高の長身レフティー、184cmDF川島鳳翔(1年=SAKICHI FC出身)

[4.21 関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節 習志野高 1-1 佐野日大高 時之栖うさぎ島G]

 佐野日大高(栃木)は関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節で習志野高(千葉)と1-1で引き分け。MF齋藤莉空が係わった攻撃などからゴールに迫ると、前半32分に右SB萩谷碧の右CKからFW山本丈翔が頭で先制点を決めた。

 その後も、推進力のある山本やFW大森陽斗が相手にプレッシャーをかける。また、GK谷田光暉斗のシュートセーブや184cmDF川島鳳翔(1年=SAKICHI FC出身)の高さを活かした守備によって、1点リードで前半を折り返した。

 だが、後半開始直後に失点し、その後勝ち越し点を奪うことができないまま1-1で引き分け。川嶋は「最後が決め切れなかったし、シュートで終わり切れなかったのがあった」と反省点について口にする。

 東海大相模高に0-3で敗れた開幕戦を含め、1分1敗。川嶋は個人のプレーについても、「ロングボールの対応っていうのと、センターバックとして後ろからの声が全然足りなかったので、後ろからの声をもっと増やしていきたい」と改善することを誓っていた。

 川嶋はロングキックを得意とする長身レフティー。静岡県のSAKICHI FCから「守備が佐野日大強いんで。守備を強化したい。(また、佐野日大は)いい環境でできる。寮に入った方がサッカーに集中できるので、佐野日大にしました」という理由で北関東の強豪校へ進んだ。

 開幕2試合は、地元・静岡県でのプレーで長身DF佐藤沙相や斎藤らとともに奮闘。再び栃木へ戻り、トレーニングを重ねる。「まずROOKIE LEAGUEは2試合やって1敗1分けなので、降格は避けるようにしたい。3年間の目標は、1年生の頃からトップに上がりたいですし、3年生になって全国で優勝する」。CB、左SBでもプレーする長身DFが、ROOKIE LEAGUEを通して成長を遂げる。

MF齋藤莉空が右足でゴールを狙う

前半32分、FW山本丈翔がヘディングシュートを決める

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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