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[高校]インハイ王者vs選手権王者“頂上決戦”は山梨学院勝利

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 昨年末から行われた第88回全国高校サッカー選手権優勝の山梨学院大付(山梨)と昨夏の全国高校総体優勝の前橋育英(群馬)が24日、山梨県甲府市内の山梨学院和戸サッカー場で行われた練習試合で激突。新チームのメンバー、そして練習試合とはいえ、昨年度の夏の全国王者と冬の全国王者とが戦った注目の“高校チーム頂上決戦”は、2-0で山梨学院が制した。

 すでに3年生は全国高校選手権を最後に引退しているため、ともに1、2年生のみの新チームでの対戦。25日の山梨日日新聞によると、山梨学院は前線からプレッシャーをかけてボールを奪い、少ないタッチ数の攻撃で相手ゴールを襲った。守備面でも身体を張り、U-17日本代表MF小島秀仁(2年)擁する前橋育英の攻撃を封じ込んだという。

 山梨学院は、前日23日に行われた新チーム初戦の新人戦3回戦を5-1で快勝したものの、戦う姿勢を出せずにミスも多発。選手たちは試合後にピッチサイドで緊急ミーティングを行うほどだった。だが、この日チームの指揮を執った吉永一明ヘッドコーチは「躍動感が伝わってきた」とイレブンを評価。MF宮本龍主将(2年)は「きのうの反省を生かせたことが大きい」と話し、相手の山田耕介監督に「(山梨学院は)今年も強いことが分かった」と言わしめたという。

(文 吉田太郎)

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