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[高校新人戦]山形東が後半の華麗な逆転劇で準々決勝進出!:東北

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[1.29 東北高校新人大会1回戦 山形東 2-1 秋田西 Jヴィレッジ]

 第9回東北高校サッカー新人大会1回戦、山形東(山形)vs秋田西(秋田)は2-1で山形東が逆転勝ちした。

 試合が動いたのは前半33分のことだった。一進一退の攻防が続いた試合の中、先に動かしたのは秋田西だった。左サイドからMF佐川晃大(1年)が目の覚めるようなミドルシュートを、ゴール左隅に突き刺した。

 しかし後半、「1年生からレギュラーのメンバーが中心になって、技術は劣っているけど、気持ちでカバーできる」と今野誉康監督が語ったように、山形東はエース松永拓と、藤盛滉也(ともに2年)の2トップを軸に、猛攻を仕掛ける。MF大久保升誉(2年)が同点ゴールを挙げると、ゴール前で粘った松永のパスを受けた藤盛が蹴りこんで、試合をひっくり返した。

 その後も山形東はCB三澤孝祐(2年)を軸にした堅い守備と、「これまで好不調の波があって、調子は良くなかったけど、今日は良くやってくれた」と今野監督が目を細めたように、MF市村裕介(2年)が指揮官の期待に応えて、中盤の底からゲームをコントロール。攻守の要である大久保との連携も良好で、中盤を牛耳った。そして左サイドの嶋貫聡(1年)が果敢にドリブル突破を見せ、秋田西守備陣を大きく揺さぶった。
 これ以上追加点は奪えなかったが、後半に勢いを掴んだ山形東が秋田西を下して、準々決勝進出を決めた。

(取材・文 安藤隆人)

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