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[総体]立正大淞南、香川西ら“クセ者”揃うブロックに:Aブロック展望

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平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」展望

【Aブロック】
[伊勢崎商、立正大淞南、草津東、都・駒場、近大和歌山、香川西、丸岡]

 昨年の全国高校総体を制した前橋育英が入ることが有力視されていたシード枠に入ったのは、前橋育英が準決勝で敗れる波乱の群馬県大会を制した伊勢崎商。初出場の伊勢崎商から26回目出場の名門・丸岡(福井)までが名を連ねる予想の難しいブロックとなった。

 中心となるのは中国高校サッカー選手権大会で初優勝した立正大淞南(島根)か。昨年に比べると飛びぬけた個こそ不在だが、昨年16強メンバーで中国地区選抜のCB竹内洸やプリンスリーグ中国1部で6ゴールをたたき出したMF加藤大樹らを中心に組織力が高い。初戦の対戦相手は県大会準々決勝で野洲を延長戦の末下している草津東(滋賀)。こちらは184cmのGK村上昌謙や昨年からのレギュラーFW石黒拓也らを中心に難敵突破を目指す。

 冬の高校選手権で2年連続全国総体王者を撃破している香川西(香川)は日本高校選抜FW大西晃広やMF佐々木卓弥ら波乱を演出してきた選手たちが夏の全国でも驚きを与えることができるか。青森山田(青森)に続く9年連続出場の丸岡と初戦は全国を知るチーム同士の興味深いカードとなった。

 日本サッカー協会・原博実強化担当技術委員長の息子で主将の注目CB原玄を擁する都立の星、都・駒場(東京2)はCB中神貴之らを中心とした堅守と期待の1年生FW、186cmの大型FW中村涼太郎に注目の近大和歌山(和歌山)と初戦を戦う。

(文 吉田太郎)

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