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F東京U-18、3選手が昇格目指しトップチームキャンプ合流

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[2.11 東京都クラブユース選手権決勝 東京Vユース 1-2 F東京U-18 西が丘]

 2-1で勝ったFC東京U-18は試合直後にMF橋本拳人、左SB村松知稀、CB小林聖弥の3選手がトップチームの宮崎・鹿児島キャンプ合流のため移動。16日まで開催されるキャンプで、トップ昇格へ向けてアピールする。

 いずれも高校年代で全国を代表する強豪、F東京U-18で2年生からレギュラーを務めてきた好タレント。抜群の守備力に加えてキープ力、得点力も備えた橋本を筆頭に、182cmの大型DFで豊富な運動量も武器とするSB村松、跳躍力の高さに加えて対人で強さを発揮するCB小林と3選手ともに特徴を持つ期待の素材だ。

 昨年はエースMF武藤嘉紀が慶應義塾大進学を決断したために結果的にトップチーム昇格者がゼロに終わったが、FW重松健太郎(現福岡)ら3人がトップ昇格を果たした09年のチームのようにチャンスをつかむ選手が現れるか。村松は「自分のようなタイプのSBはいないと思う。体力、切り替えの速さは自信がある。(現在は受け手の)どちらの足にパスを出すかというところだったり、細かいところを指摘される。身体能力は通用すると思っているので、高い位置からのクロスの精度など磨きたい」と誓い、小林は「自分は後ろを向いている選手に対して(もプレーさせないことに)自信を持っている。空中戦でのジャンプ力も武器。ストロングポイントを生かして、サッカー以外の部分も大事にアピールしてきたい」と意気込んだ。

 U-18チームの倉又寿雄監督が「橋本はリーダーとして、プロでできる素材だと思っていた。(その才能を)どう生かしていけるか」と語るなど、特に注目集まる橋本は「ボールを奪うところの迫力だったり攻撃も守備もできるところを見せたい。トップに上がるために頑張ってきたい」。今回トップチームに合流する選手たち以外にも才能ある選手たち集うF東京U-18。まず今回は日本代表MF長谷部誠(ボルフスブルク)を目標とする大型ボランチら3人の挑戦に注目だ。

[写真]3選手がトップチームの宮崎・鹿児島キャンプへ合流したF東京U-18。今年は誰がトップ昇格を勝ち取るか
(取材・文 吉田太郎)

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