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[MOM424]名古屋U18FW北川柊斗(新1年)_才能の片鱗見せ付ける2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.12 ジャパンユースサッカーSL 名古屋U18 2-0作陽 時之栖]

 昨年、中学3年生ながら、名古屋グランパスU18の一員としてプレーし、日本クラブユース選手権(U-18)大会ベスト4進出に貢献。U15チームでもFW森勇人と共に強烈2トップを組み、高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権制覇に貢献した。完全に高校年代へと移行する11年最初の大きな大会となるジャパンユースサッカースーパーリーグ大会の初戦。注目FW北川柊斗がいきなりその才能の片鱗を見せ付けた。

 圧巻は後半25分の先制点のシーン。右に抜け出した森に対し、中央へ平行に入ると、森のライナー性の強いパスを中央で巧みに左足トラップする。次の瞬間、「相手DFが目の前に見えたので、キックフェイントで切り返そうと思った」と上半身の動きと、左足コントロールによるワンフェイントで交わすと、右足で強烈なミドルシュートを放つ。
 ボールは地を這うような勢いで、ゴールに一直線に飛んでいき、左ポストを叩いてゴールネットに突き刺さった。

 圧巻のゴール。2点目も都竹俊優のスルーパスに反応すると、飛び出してきたGKの動きをよく見て切り返しで交わし、角度の少ない位置から冷静に蹴りこんだ。

 U15チーム時代の恩師、高田哲也監督が今年からU18チームの指揮をとる。「去年、高田監督に大人のサッカーを教えてもらった。コンディションが悪かったときも、身体のケアの面でいろいろアドバイスをしてもらったので、感謝していますし、その高田さんとこれからも一緒に出来る。今はコンディションもよくなってきているし、しっかりと結果を出して、レギュラーを取れるようにしたい」。

 有力なレギュラー候補だが、その発言は非常に謙虚。信頼を寄せる恩師の元で、更なる成長を誓った。

(取材・文 安藤隆人)

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