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「NIKE FC選抜チーム」、初参加の大会終了後の選手コメント

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 ナイキジャパンが育成年代に向けて行っている特別強化プログラム「NIKE FC」の選抜チームは25日、初参加となる大会の「2012春季交流戦 波崎」最終日に狭山ヶ丘高(埼玉)とウィザス高(茨城)と対戦。狭山ヶ丘戦を0-4で落としたNIKE FCだが、茨城県の新人戦王者・ウィザス戦ではFW松川哲朗(都・豊島高)の先制ゴールなど1-2と善戦し、無名校・チームの選手たちでも「できる」こと、個人、チームとして成長したことを印象付けた。

●MF高橋郁海(拝島高)
―きのうは怪我してしまったけれど、きょうはどのような意気込みだった?
「怪我しないように、目立つようにですね。7割ですね。周り見えてパス出せたことは良かったけれど、たまにパスミスがあった」

―この2日間で得られたものは
「コミュニケーションですね。コミュニケーションがなければワンツーとかできないし、合わないですから」

―最終日は活かせた?
「コミュニケーションはまだ足りなかったです」

―今年の目標は
「目立つことですね。特に声ですね。自分の特長は声なので」

●MF森将太郎(大東文化大一高)
―最終戦は中盤ではなく、急遽SBでの先発だったが
「試合に出たかったのでよかった。たまに高校でもやっている。そんなにいいプレーはできなかったですけど、試合に出て頑張れたのでよかった」

―今回の2日間の感想は
「試合を行うごとにみんなとのコミュニケーションとかも取れてきて非常に楽しかったです」

―今後どのようにつなげていきたい?
「今後は自分の高校で練習して、また機会があったら頑張っていきたいです」

―NIKE FCとしては
「練習もあまりやる機会がなくて、ワンプレーワンプレーが大事だったけれど、何とか頑張って最後の試合に出られて良かった」

―今年の目標は
「先輩達の学年で少しでも試合に出ること」

●FW本郷峻也(国立高)
―1試合目の交代出場で2試合目の先発出場を勝ち取ったと思うが
「ウチの学校とは違うサッカーで、『裏抜けろ、裏抜けろ』と言われたけれど、できれば足元で受けて、そこから展開をやりたかったですけど、できなかった」

―縦のスピードを活かして「流れを変える存在」になっていたが実感は
「あまり感じていないです。もっとボールを受けられたと思う」

―最後の試合は全員から勝とうという意欲が感じられたが中の選手たちはどのような心境だった
「最後は本当に楽しかったです。勝てるんじゃないかという感じはしました」

―“寄せ集め”のチームでもこれだけやれるんだと示した
「もっと期間があればいいところまでいけたと思います」

―今回の2日間を今後にどうつなげていきたい
「チームに還元できるものは還元して、将来また高いレベルのところでまたみんなと会えたらいいと思います」

―今年はどのようなところで勝負して、壁を突破していきたい?
「ウチのチームは勝負というのは先生も意識してやってくれているので、ウチのチームではできていると思う。今はレギュラーですけどいつ落ちてもおかしくない状況。(負けられない?)そうですね」

●GK大久保皓太(国立高)
―いいセーブを連発していた印象だが、自分自身の評価は
「いつも通りにできたかなと思います。キックをFWに向かって的確に蹴ること。あとは失点しないことを考えていた」

―今回の2日間で得られたものは
「知らない人たちとサッカーをやることは貴重な経験だったと思いますし、やっていて楽しかったです」

―最後の試合は雰囲気が高まっているように映ったが
「前の2試合と違って気持ちが出ていたと思います。最後の試合は声も出ていてそれがいい試合につながったと思います」

―今年1年間の目標は
「自分のチームに帰ったときに試合で勝ち進めるようにしたいです。まずは選手権の西が丘が目標です」

●MF木戸楓真(フtットボール・トライアウト・アカデミー)
―最後の試合では希望する中盤で出て、いい部分を出していたと思うが
「自分としてはもうちょっと自分のいいところを出せたかなと思っていて悔いが残っています。相手を潰す、ボールを取るというところが自分のいいところなので、もっとそういうところを出せたらいいなと思いました」

―茨城のトップチームであるウィザス高校に善戦したことは個人としても手ごたえになった
「結構いい経験になった。これは大きいことだなと思います」

―2日間をどう次につなげていきたい
「ここから上にどんどん上にいけるのであればいいと思うので、ここから上に上がっていきたい」

―コーチからの言葉で印象的だったものは
「講義でもチームは競争するためのものと言っていた。今の年代はチームで勝っていくよりは個人をもっと伸ばさないといけないと改めて思いました」

―現在目標として掲げていることは
「今年で18歳になるんですけど、ずっと前から18歳までにはプロになりたいというのはみんなにも言ってきている。できればプロになりたいと思います。もっと自分を高めていきたいと思います」

●FW茅野竜也(中央中)
―自分の最終日のプレーについて
「プレーする時間がほとんど、というか全くなくて、やっとスタメンで使ってもらっても怪我で代わってしまって残念だったです。でも、技術のレベルが相手の方が高くて、全てにおいて自分は欠けている部分が多かったかなと思いました」

―出せた部分は
「1回だけフィジカルで相手に勝ててシュートが打てたことです」

―中学生だけど、ここで何を学びたかった
「全てにおいてレベルが高いと行く前から思っていた。やってみたら判断力とかのスピードが全然周りと違っていた。中学で部活でやっていた時よりも全然速くて最初困ってついていけない部分が多かったので、高校へ行って修正できればと思いました」

―新しいステージではどのような目標を
「自分はFWなのでどんなディフェンスにも負けないようなフィジカルと、どんな体勢でもシュートを打てるようになること。コーチから特長がないと言われたので特長を持てる選手になりたいと思っている」

●MF濱田駿佑(都・豊島高)
―よく声を出していた印象だが、プレーを振り返って
「ディフェンスとMFのギャップが空いているという指摘がヘッドコーチからあったので、後半ボランチに入った時は自分がリードしてその間を埋めて仲間を動かしていくつもりで頑張りました」

―中盤でタメもつくっていた
「攻撃のリズムを自分自身でもつくっていきたいと思っていたし、そこで自分が1回キープしてリズムをつくりたいと考えていました」

―今回の2日間で発見があった?
「いつも同じチームでやっている人たちの中だったけれど、この2日間では全てのことが新しい人たちと。合宿に参加して周りにはすごく上手い人がいるなというのを改めて感じて、もっともっと練習していく必要があると感じました」

―今後どのようにつなげていかないといけないと考えている?
「NIKE FCで今回教わったことをボク自身がチームに広めたい。ミーティングでチームに必要なことは競争と言われて、今自分のチームでも欠けているのはその競争だと思うので、その競争することをチームに伝えたい。ボク自身、西が丘を小さい頃から夢見ている。選手権で西が丘のピッチに立てるように頑張る」

●FW松川哲朗(都・豊島高)
―きょうもゴールを決めてノルマは達成したと思うが
「まだノルマ前くらいじゃないですか。個人としての結果は残したけれど、試合に勝っていない。その結果がまだ出ていないので、まだ点を決められるところもあったし、後半とか足が止まってきていると自分でも思った。全然まだやれたと思う。ヘッドコーチが100パーセントの準備と言っていたんですけど、そこの準備ができていないから試合で疲れが見えたと自分でも感じた。準備が大事だと思いました」

―相手の強さは
「そんなに強さは感じなかったですね。足元とかトラップの精度とか高かったですけど、まだまだできると思いました」

―茨城のチャンピオン相手にゴールを決めて、やれた部分は他にもあったが手ごたえは
「自分自身でもこの合宿を通して成長できたと思うし、相手はユース出身と聞いていたので上手いのかなと思っていたけれど、驚くほどではなかった。自分ができることをこの試合でやろうと思ってやったら手ごたえは全然つかめた。次の試合とかで活かせていけたらいい」

―将来への視野も広がったと思う
「そうですね。これからどんどん成長していってプロの選手になって、ビッグクラブで活躍したいです。絶対プロになりますよ」

―NIKE FCで得られたものは
「競争心とか、ファイティングスピリットとか気持ちの面が多い。あと技術の面でいうと細かいシュートのコースだったりとか、ボールの置き所とかパスの出す位置だとか、どういうボールの強弱でパスを出すのかというところを学べました」

●GK広保友樹(海城中)
―きのうは試合後に涙を見せていたけれど、悔しさをぶつけられた?
「そんなにいいキックとか見せることはできなかったけれど、自分はあまり上手くないので声でカバーしていこうかなと思って、声で精一杯味方に指示を出してやっていきました。きょうの1失点目は自分がボールウオッチャーになってしまって、あまり中の選手にいい指示を出せていなかった。自分の対応も遅れてしまったので自分がちゃんとやっておけば決められない失点だったと思う」

―当たっていて、声も出ていて乗ってプレーしていたと思うが
「自分は調子に乗っていくといいプレーができることが分かっている。自分自身で盛り上げてやっていこうと思っていた」

―この2日間でまた新しい成長ができた
「球際とかもっと厳しくいかないといけないし、他のGK、大久保さんと比べてもキック精度とか全然ないのでもっと練習していかないといけないと気づかされました」

―ここではどのよなことを意識していた
「自分は平均から比べると低い。1対1が弱いのでジョージコーチに1対1を強くなるためにはどうしたらいいか聞いてやりました。(NIKE FCは)みんな勝つんだという気持ち強い。気持ちが強いと競り合いとかでもボールが味方の足元に来たりするのですごいファイトしているんだなと思いました」

―今年の目標は
「チームとしては都大会に行くことです」

(取材・文 吉田太郎)

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