高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第155回目は中京大中京高(愛知)MF宮市剛選手(2年)です。

　全国高校選手権で3ゴールを挙げ、日本高校選抜とU-17日本代表にも選出された注目ストライカー。日本高校選抜合宿中に兄・亮選手(ボルトン)と同じ海外への目標についても語ってくれました。(取材日:3月29日)

―(日本高校選抜は)国内合宿も終盤だが手ごたえは?
「今は決めるべきところで決められていないので、欧州ではそういうチャンスをつかみ取りたいです」

―高校選手権では非常に難しいシュートを決めていたが、きょうは終盤に2回の決定機を外してしまったので意外でしたが?
「そこがちょっと悔しかったです。いつもああいうところが決められない。あっち(難しい場面)の方が決まります(苦笑)」

―FWとサイドハーフで起用されていたけど、それぞれのイメージは?
「サイドで起用されたときはどんどん縦に仕掛けていって、最終的にクロスを上げる感じ。FWのときはどんどんゴールを狙う意識をしています」

―欧州で何を試し、持ち帰りたい?
「自分のドリブルが通用するのかというのが一番の楽しみです。縦に強く行くことができるかどうか」

―お兄さん(ボルトンFW宮市亮)の影響で注目を浴びているが、刺激になっている部分はある?
「プレッシャーはありますけど、頑張っていきたいと思います。高卒で海外に出ている人が身近にいるので、自分にもチャンスが来ると思える。今回は海外へ行くので、そこで活躍できればという気持ちはあります」

―4月に高校2年になるが、高卒での海外挑戦も視野に入れている?
「はい。海外でチャンスがあれば、行きたいと思っています」

(取材・文　平野貴也)

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