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[Y☆voice194]四日市中央工FW田村翔太「冬にはこんな悔しい思いをしないようにやっていく」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第194回目は四日市中央工高(三重)のFW田村翔太選手(3年)です。

 昨年度の全国高校選手権で得点ランキング2位となる6得点。チームの準優勝に大きく貢献した世代屈指のストライカーだ。広島などJクラブも注目するFWだが、全国高校総体は無念の初戦敗退。選手権へ向けた意気込みなどを聞いた。(取材日:7月29日)

―近大附との初戦は残念な敗戦(1-2)になったがどの点が差に
「立ち上がりからボクらが悪くて。ヘディングとか気持ちでも相手に負けていた。戦術どうこうじゃなく、対人だったり、気持ちのところで差がありました」

―上手く試合に入れなかった理由は
「立ち上がりから行こうと言っていました。立ち上がり行くことはできていたけれど、奪った後のボールをシンプルにつなげなかったり、そこでイージーミスになったりして。ビルドアップも自信なさそうにやっていて、そこでイージーミスも多くて。自分達から崩れていったと思います」

―ラストパスの前にミスを犯してしまっていた
「最近のプリンスリーグから結構そういうことがあって、修正しようと言っていたんですけど、そこの集中力が本当になくて。今から攻撃という時にミスして、また相手の攻撃になったりで攻撃の時間が全然長くできなかったです」

―その中で自分自身はどう打開しようと?
「とりあえずゴールを決めようというのはあった。自分がボールを持ったらゴールを目指して、優先順位持って相手に仕掛けていってということは意識していました」

―ゴールシーンはその思いが出たゴールだった
「前半に外していたので、決めておかないとダメだなと自分で思っていた」

―個人的にはどういう試合だった
「自分の良さを全然出せなくて、何もできずに終わったという感想です。もっとボクらのチームが攻撃力だったり、攻撃のバリエーションがたくさんあるチームなのに、攻撃の時間が短くてそういうところの良さを出すことが、チーム全体としても、個人としても全然できなかったと思います」

―その悔しさは選手権でぶつけるしかない
「今から夏休みの間も、いろいろなところでフェスティバルとかあるので、強いところとやって、もっと成長して。冬にはこんな悔しい思いをしないようにやっていきたいです」

―将来については?
「今のところはJに挑戦したいと考えております」

―自分のどのような部分を出していきたい?
「裏に抜けるタイミングだったり、ゴールを意識するプレー。相手に仕掛けることと、スピードに乗ったドリブルは自分の長所だと思っている。もっと全国の相手に通用するようにやっていきたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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