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最終節の大逆転!関西学院大が11年ぶりV:関西学生1部

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 大学サッカーの第87回関西学生サッカーリーグ1部は28日と29日に最終節を行い、元日本代表監督の加茂周氏が率いる関西学院大が11年ぶり28回目の優勝を果たした。 
 勝ち点42の首位・立命館大を同41の2位・関西大、同40の3位・関西学院大が追って迎えた最終節。この優勝争いに加え、同39の4位・阪南大を含めた全日本大学選手権出場3枠も懸けた戦いが、最終節の直接対決によって繰り広げられた。
 
 すでに全日本大学選手権出場を決めていた首位・立命館大と3位の関西学院大との一戦は前半31分、MF阿部浩之(2年=大阪桐蔭高)のゴールにより、関学大が先制。対する立命大は後半27分、途中出場のFW玉林郷(4年=南宇和高)のゴールで同点に追いついた。だが関学大は33分、MF梶川諒太(2年=関西学院高)がFKを直接決めて再び勝ち越すと阿部がこの日2点目のゴールを加え3-1で勝った。

 一方、2位・関西大と4位・阪南大の一戦は後半1分、勝てば逆転での全日本大学選手権出場が決まる阪南大がFW細野元伸(3年=岐阜工高)のゴールにより先制。だが、関大は後半29分にMF中村祐哉(4年=大分U-18)が値千金の同点ゴール。1-1の引き分けに持ち込んだ。

 この結果、前節まで3位だった関学大が逆転優勝(12勝7分3敗)。関大は2位をキープし、立命大は3位、阪南大は4位でシーズンを終えた。全日本大学選手権へは関学大、関大、立命大が進出することとなった。

 その他、5位の同志社大と7位の桃山学院大の一戦はスコアレスドロー。MF平岡大毅(2年=星稜高)の2得点などで8位・びわこ成蹊スポーツ大を3-2で下した大阪学院大が5位でシーズンを終えた。
 また、1部残留争いでは降格圏11位の大阪体育大がMF村田和哉(3年=野洲高)の2得点などにより12位・京都産業大を5-1で下したものの、前節まで大体大と勝ち点3差だった10位・大阪産業大が9位・大阪教育大と0-0で引き分けたため、大体大と京産大が2部へ自動降格することが決定。9位の大教大は2部4位の甲南大と、10位の大産大は2部3位の姫路独協大との入れ替え戦にそれぞれ臨むこととなった。

 なお、2部Aブロック、Bブロック各優勝の近畿大と関西国際大が来季1部へ昇格することが決まっている。


【関西1部】
[最終節]
大阪産業大 0-0 大阪教育大

大阪体育大 5-1 京都産業大
[大]村田和哉2(10分=補・川西翔太、89分=補・藤春廣輝&濱上孝次)、梶本秀樹(35分)、オウンゴール(61分)、山本翔一(87分=補・村田和哉)
[京]市川恭平(65分=PK)

大阪学院大 3-2 びわこ成蹊スポーツ大
[大]平岡大毅2(16分=補・岡村和哉、76分=補・岡村和哉)、四ヶ浦寛康(70分=PK)
[び]小池遼(37分=補・瀬古朋広)、平野甲斐(40分=補・内野貴志)

関西大 1-1 阪南大
[関]中村祐哉(74分=補・田中裕人)
[阪]細野元伸(46分=補・片山直哉)

関西学院大 3-1 立命館大
[関]阿部浩之2(31分=補・桑野裕士、81分=補・村井匠)、梶川諒太(78分=FK)
[立]玉林郷(72分=補・是井優輔)

桃山学院大 0-0 同志社大

(文 吉田太郎)

関西学生1部L特集
特設:大学選手権09

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