鹿島アントラーズのオズワルド・オリヴェイラ監督が史上初となる3年連続の最優秀監督賞を受賞した。07年の就任1年目から前人未到の3連覇を達成。卓越した人心掌握術で選手から厚い信頼を寄せられ、巧みなモチベート力で偉業を成し遂げた。

　チームがJリーグ史上初の3連覇なら、3年連続の最優秀監督賞受賞も史上初。Jリーグの歴史の中でも有数の名将となったオリヴェイラ監督は「選手ひとりひとりに感謝したい。厳しいシーズンで、意に反することもあったかもしれないが、真摯に謙虚に1つ1つの物事に素晴らしい意識を持って臨んだ成果が結果として表れたと思う」と選手に感謝の言葉を述べた。

　また、毎年のように最終節まで優勝争いがもつれるJリーグについて「これだけ厳しい、競争意識の高いリーグは世界でもなかなか存在しない。最終節までもつれ込む接戦がお互いを成長させ、向上させていると思う」と語った。

　来季の去就についても言及。「継続して(監督を)やらせていただける形にしてもらって感謝している」とクラブ側から続投要請があったことを明かし、「今後も日本サッカーに貢献していきたい」と就任4年目となる来季に向けて意気込みを口にしていた。

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<写真>鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督は初の3年連続最優秀監督賞受賞となった

(取材・文　西山紘平)