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[大学選手権]「びっくりしているのが一番」 C大阪内定、関大DF小谷は監督も認める努力家

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[12.14 大学選手権1回戦 関大4-0岩手大 荻野]

 セレッソ大阪への入団内定が発表された関西大DF小谷祐喜(4年=関大一高)が、14日に行われた大学選手権1回戦の岩手大戦で後半24分に途中交代した。「試合前から痛むのは分かっていたのですが…。思ったよりひどくなって…」。以前より痛めていた右足首の痛みが悪化。しかし中3日で臨む2回戦の専修大戦については、「絶対出たいという気持ちが強いので、どうにかして治します」と力を込めた。

 C大阪からは11日に入団内定が発表された。C大阪U-15時代、現在トップチームで活躍するMF扇原貴宏らと同期だった小谷にとっては8年ぶりの古巣復帰となる。しかしここまで至る過程は順風満帆ではなかった。大学進学後もなかなか結果が残せず、SBにも挑戦するなど試行錯誤を繰り返した。だが、「4年間ひたむきにやってきた結果」と島岡健太監督も認める努力家で、最終学年となった今季はCBのレギュラーに完全に定着。今季の関大守備陣には欠かせない存在となった。

 そんな中で届いた吉報。「びっくりしているのが一番」と率直な感想を口にし、「自分が一番思い入れのあるクラブに声をかけてもらえたのはホンマにうれしい。戻ることを目指して頑張ってきたつもりなんで」と笑顔を弾けさせた。

 当初はクラブからはMFと発表されていた小谷だが、「ボランチはやったことないです。セレッソの人からもCBでというお話です」とプロ入り後もCBで勝負するつもり。だがまずは18日の専修大戦。関東王者を撃破し、プロ入りに弾みを付けたいところだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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