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[PSM]鹿島は新戦力ダヴィがゴールも、終盤水戸がルーキー山村のゴールでドローに持ち込む

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[2.24 プレシーズンマッチ 鹿島2-2水戸 カシマ]

 鹿島アントラーズ水戸ホーリーホックのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2013」が24日、カシマスタジアムで行われた。今年で9回目を迎えた今大会。これまでの8回はすべて鹿島が制しているが、今年は初めて2-2の引き分けに終わった。

 鹿島は新戦力2人が先発。システムは4-4-2で、GK曽ヶ端準。DFラインは右からDF西大伍、DF青木剛、DF昌子源、DF中田浩二。中盤はMF柴崎岳とMF小笠原満男のダブルボランチに神戸から復帰した右MFが野沢拓也、左にMFジュニーニョ。FWは甲府から新加入のFWダヴィとFW大迫勇也が2トップを組んだ。
 対する水戸は新加入5選手が先発。システムはこちらも4-4-2。GKは本間幸司。DFラインは右からDF近藤岳登(←神戸)、DF細川淳矢、DF冨田大介(←甲府)、DF尾本敬。MFは橋本晃司木暮郁哉(←新潟)のダブルボランチに、右MFは小澤司、そして左MFは明治大から新加入の山村佑樹。2トップはFW鈴木隆行とFW難波宏明(←横浜FC)が組んだ。

 新戦力がいきなり結果を残した。左サイドからのCKを獲得した鹿島は前半17分、野沢のクロスを中央でダヴィが合わせて幸先よく先制に成功した。

 だが前半30分、思わぬ形で水戸が同点に追いつく。右サイドをオーバーラップした近藤、小澤と繋いだ横パスを橋本がダイレクトで狙う。力なく枠に飛んだボールを曽ヶ端が弾きに行くが、しっかり弾くことが出来ず、そのままゴールラインを割った。少し軽率とも言えるプレーで水戸が試合を振り出しに戻した。

 しかし前半41分、鹿島は左サイドを駆け上がったジュニーニョのクロスに大迫が飛び込み、あっさり勝ち越しに成功。地力の差を見せ、前半を1点リードで折り返した。

 後半はお互い決定力に欠く展開となる。11分、鹿島は小笠原のロングフィードにダヴィが競り勝ち左足シュートを放つが、わずかに左に外れてしまう。逆に水戸も木暮や橋本が果敢にミドルを狙うが、ゴールマウスを捕えることは出来なかった。

 最初に交代枠を使ったのは鹿島。後半20分、ジュニーニョに代えてMF本山雅志を投入。さらに同35分にはダヴィに代えてMF遠藤康を出場させた。水戸も同27分、木暮に代えてDF新里亮(←中京大)を投入。同37分には小澤に代えてMF内田航平を出場させた。

 するとこのままのスコアで終えるかと思われた後半38分、水戸に同点弾が生まれる。左サイドでボールを受けた山村が豪快に右足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に吸い込まれ、再び試合を振り出しに戻した。

 まさかの同点弾を許した鹿島もすぐさまゴール前で得たFKを野沢が直接狙うが、GK本間の好セーブに阻まれ、勝ち越し点を奪うことは出来なかった。結局試合はこのまま2-2のドローで幕を閉じた。

(取材・文 児玉幸洋)

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