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[Y☆voice258]大阪桐蔭DF瀧田裕馬「チームのやる気を起こさせるプレーを」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第258回目は大阪桐蔭高(大阪)DF瀧田裕馬選手(3年)です。

 関西を代表する強豪となった大阪桐蔭の主将は優れたリーダーシップと身体を張った守りが特長の実力派CB。プリンスリーグ関西制覇、選手権日本一を目指す大阪桐蔭の主将の思いとは?(取材日:5月6日)

―野洲戦(5月6日)は4-3で逆転勝ち。今年はこういう競った展開が多いようだが
「ボク達は絶対に最後まであきらめないということを常に意識していて、練習の時からしっかりとハードワークして、最後までしっかり練習をやってきている。最後まであきらめないという気持ちがきょうの逆転につながったと思います」

―野洲の個人技は嫌だった?
「ドリブルやワンツーとかやってくる相手にまだまだ自分たちは対応しきれていなかった部分があって、守備のところは全然上手くいっていなかったですけど、攻められていた時に相手のディフェンスラインを見ていたら前に来ていたのでカウンターで背後とか狙っていた。野洲が帰ってくるのが遅かったので最後、奪った後の速い攻撃を狙っていました」

―ダブルボランチもボールを持てるし、テクニカルな部分を押し出しながらも前への強さも持っている
「守備はボランチとか中盤でシャットアウトしてくれるので、自分は楽なんですけど、剥がされた時に自分たちが集中するというところではまだまだ。いつもだったらボランチのところで取ってくれているけれど、きょうはボランチのところで剥がされて、最終ラインでも後手になって簡単に裏を取られたりしていたので、ボランチと一緒に連係してボールを奪うことがまだできていないです」

―今年のチームの良さは
「運動量だったらどのチームにも負けないと思うし、明るさというか、やる姿勢というのは絶対にあると思います」

―キャプテンはどのような点で貢献を
「ボクはチームが良くなるように。チームの雰囲気は絶対に悪くしたらダメだし、もっと盛り上げてやっていきたいんですけど、プレーのところでもしっかり自分が身体を張って、それでチームのやる気を起こさせるプレーをしていきたい」

―闘将。足元も自信があるのでは
「ボランチもやっていたので、ビルドアップとかボールをつなぐというところは自信はあるというかできます」

―選手権で全国に出れなかったことが力に
「去年は全然、年下からスタメンとかメンバーに入れる人が少なかったので、その悔しさもあると思うし、今年は経験少ない分、チーム全体でもっとやった方がいいとチームで話している」

―自信は
「今はまだまだですけど、越えていかなければいけない。しっかりと越えられるように。チームの目標は先輩たちを越えるということなので、それへ向けてみんなが練習からしっかり頑張っています」

―個人としての目標
「今、監督とかも言っているように、自分の役割を越えろということを言われている。自分はCBのポジションなんですけど、攻撃もしっかりどんどん上がっていって点の取れるDFであることと、しっかり身体を張った守り、両方でリーダーシップを取っていきたいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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