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[大学選手権]F東京入りの明治大MF三田は2ゴール演出も準々決勝で涙…

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[12.22 大学選手権準々決勝 明治大2-4福岡大 川口]

 FC東京入りする明治大MF三田啓貴(4年=F東京U-18)は2得点を演出する活躍も準々決勝で涙をのんだ。0-4の後半34分にはピンポイントの左クロスでMF上松瑛のゴールをアシストし、後半アディショナルタイムには左中間からスルーパスを通して2点目の起点となった。だが立ち上がりに相手に飲まれてしまったチームは2-4敗戦。三田は「(徹底して自分たちのサッカーを)やり続けた結果、(最後の2)ゴールにつながったと思います。(ただ)勝たせてあげられなかったということでは不満が残ります。悔しかったです」と唇を噛んだ。

 徹底してショートパスをつなぐチームの中でレフティーの高精度キックと創造性の高さは、貴重なアクセントになった。この日も決定的な仕事をしてのけた。ただチームはボールを支配しながらも相手の懐に入り込むことができず。追撃ゴールは遅すぎた感がある。「ああやってブロック敷かれるチームと戦う機会がなかなかなくて、そういった時に1本、中にパスを入れるとか自分たちにはなかった。ドリブルもメッシみたいに誰かがつっかけて、食いついたときに開いたところへパスを出すとかやらなければ。福大はブロック作って徹底していたので、ああいう強いチームは崩せないと思いました」と反省した。

 これで大学サッカーからは卒業。中学時代から10年間ともにプレーしてきたFW山村佑樹(水戸ホーリーホック内定)、MF岩渕良太(松本山雅FC内定)とは違うチームで成長していくこととなる。「特に2人とはずっと一緒にやってきて凄く寂しいんですけど、またプロの世界に入って、いつか一緒のチームでやれたらと思います。(自分自身は)まずはFC東京で試合に出て、本当にもう時間がないので、1年目から活躍してまた次のステップにどんどん上がって行きたい」と誓った。

[写真]後半39分、明治大MF三田が追撃ゴールをアシスト

(取材・文 吉田太郎)
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