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[MOM620]三浦学苑FW高城翔伍(3年)_静学から2発!情熱のストライカー

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.2 全国高校総体準々決勝 三浦学苑3-1静岡学園 松本平広域多目的球技場]

 静岡学園を沈める2発。FW高城翔伍(3年)の貴重なゴールが初出場・三浦学苑(神奈川)を全国4強へと導いた。昨年もレギュラーを務めていた高城だが、今年は公式戦でゴールを奪うことができていなかった。だが、今大会初戦で全国初ゴールを決めていたFWは大一番で輝きを放つ。前半6分、左サイドを抜け出したFW戸邉凱也(3年)の折り返しを右足アウトサイドでゴールへと押し込む。チームメートも「上手い」と絶賛した先制ゴールでチームを勢いづけると、2-1の後半13分にはFW野村徹(3年)の左クロスを胸でコントロールして左足でゴールを破った。

「関東、インターハイ予選と決められていなかった。心配でした」とゴールから見放されていた時期の心境を明かす。それでも枝村隼人監督が「大会の前の遠征から取れ出した。点を取ると調子がいい」と話すように復調すると、全国舞台では相手の背後への飛び出しと気持ちの強さを全面に出したプレーでチームをけん引。この日もチームメートに激しい要求をしていたアタッカーは「感情的になって、すぐ言い過ぎてしまう」と反省もしていたが、闘争心をむき出しにしたプレーとスピードで静岡学園守備陣を苦しめると、勝利への強い思いを2ゴールで表現した。次は準決勝。「決めたいです。(得点王が)目指すところです」と言い切った情熱的なストライカーが、立正大淞南ゴールをこじ開ける。
 
(取材・文 吉田太郎)

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