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[MOM621]武南MF室崎雄斗(2年)_5戦4発!「苦しい時に取る」2年生MF

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 全国高校総体準決勝 武南1-1(PK3-0)大阪桐蔭 松本平広域多目的球技場]

 今大会5試合で4得点目。そのうち鹿児島城西(鹿児島)と青森山田(青森)戦で決めた2得点が決勝点で、その他にも先制点と同点ゴールが各1点ずつと、武南躍進の立て役者となっている2年生MFだ。

 この日決めた同点ゴールもファインゴールだった。1点ビハインドの前半ロスタイム、MF鈴木裕也(2年)が出したスペースへのパスに反応したMF室崎雄斗(2年)は「負けていたので後半をいい形で迎えたかった。(パスを受けた時点で)絶対に撃とうと決めていた。ちょっと中を見て、(パスを)出す雰囲気を出してニアの上に撃ちました」。コントロールからすぐさまシュート体勢に入ると、左サイド、角度のほとんどない位置から渾身の左足シュートをゴールへと突き刺した。

 全国舞台でインパクト十分の活躍。日本代表MF香川真司やMF清武弘嗣に憧れているというMFは、武南の攻撃のキーマンでもある。マークにつかれていても緩急で振り切るドリブルとワンツーでの崩しなど高い技術を駆使して決定機を作り出し、自らゴールを決める決定力も備える。今大会の好調ぶりについては「みんなでディフェンスを頑張って、みんなでつないでくれているボール。それを決められている」と謙虚に話すが、「苦しい時に取れてみんなを楽にできる、ストライカー的な存在になりたい」という室崎は三浦学苑と戦う決勝でも大きな仕事をしてのけるはずだ。「決勝では動きまくって勝利に導きたい」と宣言。自らのゴール、アシストで再びチームを楽にする。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
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