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磐田と川崎Fはドロー、ともに順位を落とす

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[8.4 J1第20節 磐田2-2川崎F ヤマハ]

 5位ジュビロ磐田はホームで7位川崎フロンターレと対戦し、2-2で引き分けた。先制されるもMF山崎亮平のゴールで追いつき、オウンゴールで逆転に成功。しかし後半37分にFWレナトに同点弾を決められると、勝ち点1を分け合った。5位から6位へ順位をひとつ落としている。対する川崎Fは前節・大宮戦(4-1)で5戦ぶりの勝利を手にしていたものの連勝はならず。9位へ順位を下げた。

 試合が動いたのは前半17分だった。川崎Fが鮮やかなパス交換で崩しにかかる。すると風間兄弟を起点に先制点が生まれた。FW風間宏矢のパスを受けたMF風間宏希がPA右で仕掛けていく。DFに囲まれたところでヒールパス。後方へ流したボールを受けたDF田中裕介が落ち着いて左足シュートを決めた。川崎Fが1-0と先制に成功した。
 
 しかし前半終了間際に磐田が試合を振り出しに戻す。前半43分、MFロドリゴ・ソウト、FW前田遼一とつなぐと、最後は山崎がPA右へドリブルで持ち込み、右足を振り抜いた。これがゴールネットを揺らし、1-1で前半を折り返す。

 後半に入っても一進一退の攻防が続く。すると後半30分、磐田が逆転に成功した。MF山田大記とのワンツーで抜け出したDF駒野友一が右サイドのゴールライン際からクロスを入れる。ニアサイドへ走り込んだFW阿部吉朗には、わずかに合わなかったものの、相手DFに当たるとボールはゴールネットへ吸い込まれた。オウンゴールで2-1と勝ち越しに成功した。

 そのまま逃げ切りたい磐田だったが、7分後に失点を喫してしまう。後半37分、センターライン付近でMF大島僚太からのパスを受けたMF中村憲剛が右足で前線へロングパス。正確なボールをFWレナトがピタリと足元へ止めると、GKを目前にしながらも左足アウトサイドでの技ありシュートを流し込んだ。そのまま2-2で試合は終了。磐田が16本、川崎Fが12本と互いに多くのシュートを打ったものの3点目は生まれず。勝ち点1を分け合った。

 試合後、一時は逆転した磐田の森下仁志監督は「途中から自分たちの持ち味を出してくれた。後半のような自分たちのスタイルを貫いて3点、4点と取れるようになっていきたい」とドローという結果にも前を向いた。

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