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梅崎、阿部がゴール!3位・浦和が清水の連勝ストップ

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[8.25 J1第23節 清水0-2浦和 エコパ]

 J1第23節が各地で行われ、3連勝中の8位・清水エスパルスと3位・浦和レッズの好調チーム同士の一戦は、浦和がMF梅崎司の先制ゴールなど2-0で勝利。J1では約4か月半ぶりとなる2連勝を飾った。

 カルフィン・ヨン・ア・ピン、李記帝と最終ライン2人が出場停止の清水は右SBにJデビュー戦となるDF犬飼智也を抜擢。CBはロンドン五輪日本代表の村松大輔平岡康裕がコンビを組んだ。一方、浦和は出場停止明けのMFマルシオ・リシャルデスが右太腿裏痛のMF柏木陽介に代わって先発復帰した。

 立ち上がりはいい形で相手ボールを奪った清水がチャンスをつくる。5分には左中間でボールを持ったFW金賢聖のスルーパスからFW高木俊幸が縦にえぐって中央へ折り返す。これを中央のFW大前元紀が決定的な左足シュート。さらに9分には左サイドから仕掛けた高木がPAから左足シュートを放った。
 
 だが、急造ディフェンスラインに不安を抱える清水はカウンターからリードを奪われてしまう。11分、左CKのこぼれ球を拾ったMF石毛秀樹が右サイドでマルシオ・リシャルデスの厳しいチェックでボールを失ってしまう。浦和は左サイドからFW原口元気がボールを運ぶと、梅崎が逆サイドのMF平川忠亮へ一発でサイドチェンジ。浮き球を上手くコントロールした平川が中央へラストパスを入れると、原口の後方から中央へ飛び込んだ梅崎が左足ダイレクトで先制ゴールを突き刺した。

 浦和はさらに20分、敵陣でのインターセプトからPAへ入り込んだ梅崎がPAで清水MFアレックスに倒されてPKを獲得。キッカーのMF阿部勇樹はGKの逆をつく右足シュートをゴール左隅へ叩き込んだ。

 守備に人数をかける浦和を清水は攻めあぐね、苦し紛れの縦パスを奪われてはカウンターを食らう場面の連続。一方、サイドチェンジをまじえた攻撃で相手SBの背後を取った浦和は宇賀神、平川の両翼が再三PAまで入り込んでくるなど、清水守備陣に圧力をかけ続けた。

 清水は後半開始から犬飼に代えて元浦和のFW高原直泰を投入。攻撃に人数をかけた清水は高原を起点に攻めると、9分には右中間から高木の放った右足FKが鋭く変化しながらゴールを捉え、10分にも左CKのこぼれ球をMF杉山浩太が頭で押し込もうとする。その後も相手にシュートを打たせずにボールを支配した清水だが、決定打を打ち込むには至らない。

 浦和は阿部の絶妙な配球から原口が決定機を迎えるも追加点は奪えず。それでもGK加藤順大中心に安定していたディフェンス陣が最後までゴールを許さず、7月28日の磐田戦(2-0)以来4試合ぶりとなる無失点で勝ち点3を獲得した。

 試合後のインタビューで先制ゴールの梅崎は「最高のボールで最高のゴールだったと思います。2試合シャドー(のポジションを)やらせてもらっているんですけど、きょうは絶対にゴールを奪わないといけないと思っていた。勝ち点を相手にプレゼントするわけにはいけない。練習して進んで行かなければいけないと思っています」。優勝争いへ大きなアウェーでの勝ち点3。浦和は次節の埼玉ダービー勝利で3連勝を狙う。

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