beacon

レアンドロが復帰戦で決勝点、柏が横浜FMを振り切る

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.17 J1第32節 横浜FM1-2柏 日産ス]

 柏レイソルはアウェーで横浜F・マリノスと対戦し、5試合ぶり復帰となったMFレアンドロ・ドミンゲスが決勝ゴールを決めるなど2得点に絡み、2-1で競り勝った。ACL出場圏内となる3位浦和と勝ち点3差をキープ。残り2節でACL出場権獲得へ望みをつないだ。

 9月29日の浦和戦(1-2)で右膝内側側副靭帯損傷を負い、長期離脱を強いられたレアンドロが復帰戦でいきなり魅せた。前半13分の左FKのチャンス。レアンドロのクロスにMFジョルジ・ワグネルがオーバーヘッドキックを狙うと、クリアしようとしたDF金井貢史の頭に当たったボールがゴールネットを揺らし、オウンゴールで先制に成功した。

 反撃に出る横浜FMは前半37分、MF中町公祐からパスを受けたFWマルキーニョスが右足で狙うが、GKがキャッチ。ロスタイムにはマルキーニョスの右クロスにファーサイドへ走り込んだDFドゥトラが左足で合わせるが、ゴール左に外れた。

 1点リードで前半を折り返した柏は後半開始早々に追加点を奪う。後半3分、中央をドリブルで持ち上がったレアンドロが右サイドに展開。DF藤田優人のマイナスの折り返しにレアンドロが右足で合わせ、2-0とリードを広げた。

 横浜FMも後半13分、金井の右クロスをファーサイドの中町が頭で折り返すと、これが藤田の体に当たってゴールマウスへ。金井が名誉挽回のクロスでオウンゴールを誘発し、1点差に追い上げた。同42分にはマルキーニョスの右クロスに途中出場のFW小野裕二が飛び込み、ダイビングヘッド。しかし、これは惜しくもクロスバーを直撃し、同点ゴールとはならなかった。

 2-1で逃げ切った柏は3試合ぶりの勝利で、横浜FMに7試合ぶりとなる土を付けた。復帰戦で2得点を演出したレアンドロは「長い時間、チームを離れていたので、早く戻りたかった。チームの勝利に貢献できてうれしい」と笑顔でコメント。「悲しいケガだったが、つらい時期を支えてくれた妻や息子という家族、そしてサポーターがいたからこそ、乗り切ることができた」と感謝し、「ACL出場権を獲得するために最後まで戦いたい」と誓っていた。

TOP