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自戒の柿谷「2試合続けて、ただ試合に出ていただけ」

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[5.11 J1第11節 川崎F2-2C大阪 等々力]

 セレッソ大阪のFW柿谷曜一朗は自戒を込めて言った。「ミスばっかりで、2試合続けて、ただ試合に出ていただけ。チームに迷惑をかけすぎた」。前節・浦和戦(2-2)に続いて無得点に終わった背番号8は、反省の言葉ばかりを口にした。

「ゴール前にもっと顔を出したり、決定的な仕事が2試合続けてできていない。前線の選手として仕事をしていないということ。情けない」。2試合連続でゴールを決められなかったとはいえ、前々節・湘南戦(3-0)では2ゴールを含む全3得点に絡む活躍だった。今季通算6得点。それでも引き分けに終わった試合で自責の念に駆られるのが、エースとしての自覚と責任か。

 5試合負けなしとなったC大阪だが、内訳は1勝4分。なかなか勝ち切れない試合が続いている。この日のような苦しい展開でもチームを勝利に導くゴールを決めてこそのストライカー。プライペードでも仲のいいFW大久保嘉人に2得点を決められ、「仲がよくても目の前で決められれば悔しい」と唇をかんだ23歳は、悔しさをバネにさらなる飛躍を目指す。

(取材・文 西山紘平)

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