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逆転されても再逆転、湘南が乱戦制し今季リーグ2勝目!!

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[5.11 J1第11節 湘南3-2F東京]

 湘南ベルマーレFC東京を3-2で下し、今季2勝目を挙げた。一時は逆転を許したが、それをひっくり返した湘南。FC東京は4月13日の仙台戦(1-2)以来、リーグ戦5試合ぶりの黒星。決勝点を奪った湘南のキャプテンMF永木亮太は、「長らく勝てていませんでしたが、ホームで勝ててよかった」と勝利を喜んだ。

 序盤、ペースを握ったのは湘南だった。すると前半11分、カウンターからFW高山薫が持ち上がると、左サイドから中にクロスが上がる。DFに当たりコースが変わるが、高山の足もとにこぼれるとワントラップから左足を振り抜く。ニアを抜いた見事なゴールがF東京の守るゴールネットを揺らし、湘南に公式戦5試合ぶりの得点をもたらした。

 1点の先行を許したFC東京だが、前半中盤からシステムを3バックに変更し、徐々に盛り返していく。実ったのは後半に入ってから。9分、右サイドで得たFKをDF太田宏介が蹴り入れると、ゴール前の混戦をすり抜け、そのままゴールネットを揺らす。さらに同12分にはFW渡邉千真が左足でミドルシュートを狙う。カーブのかかったシュートは懸命のセーブにいったGK阿部伸行の手を弾きゴールに吸い込まれていった。

 完全にF東京ペースかと思われたが、ミスを見逃さなかった湘南が同点ゴールを決める。後半20分、前半途中からリベロにポジションチェンジしたMF高橋秀人からボールを奪ったFW馬場賢治が前に出たGKの頭上を抜くループシュートを蹴り込み、今季2勝目を目指す湘南がすかさず同点に追いついた。

 雨中の熱戦になった一戦。最後まであきらめなかったのは湘南だった。後半37分、高い位置でMF長谷川アーリアジャスールからボールをうばったMF永木亮太が冷静に流し込み、再逆転に成功した。

 公式戦の連敗を4で止めた湘南。4月20日の大分戦以来、リーグ戦2勝目を挙げた。永木は「(逆転されても)自分たちのサッカーは出来ていた。きょうはどうしても勝ちたかった」とFC東京相手の再逆転勝利に笑顔をみせた。

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