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東京V、西の2得点で7戦ぶり勝利も…「改善点は相変わらず多い」

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[7.14 J2第24節 東京V2-1札幌 味スタ]

 東京ヴェルディはホームでコンサドーレ札幌に2-1で勝利し、6月1日の愛媛戦(2-1)以来、7戦ぶりの勝利を飾った。6月8日の時点では7位だったチームは、前節終了時では15位まで転落。久々の勝ち点3を手にし、順位を1つ上げた東京Vだが、選手たちからは厳しい言葉が並んだ。

 相手のミスがらみではあったが、早い時間帯に得点することは出来た。相手GK杉山哲のファンブルを見逃さず、MF西紀寛がこぼれ球に詰めて先制点を奪った。その後、一時は停滞した攻撃陣も後半に入ると息を吹き返し、15分に西が強引なドリブル突破から追加点を奪った。だが後半28分に失点。逃げ切り勝利したものの、チャンスシーンでは相手が上回るなど、試合内容には課題を残した。

「とりあえず白星が付いたのはよかった」。2得点を奪った西はまずは7試合ぶりの勝利を安堵。しかし「シュートが打てたのは良かったのですが、改善点は相変わらず多い。とりあえず勝ちを重ねないと上に行けないので。次も勝てるように頑張ります」を気合を入れ直した。

 後半7分にクロスバー直撃のシュートを放つなど、ゴールへの執念を見せた高原直泰も「いいサッカーではないが、勝つことが大事」とまずは勝利を喜ぶ。しかし「1つのミスからもっと学ばないと、チームとしての成長はない」と7戦ぶりの勝利にも手厳しかった。 

(取材・文 児玉幸洋)

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