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弾丸ミドルでDF最年長ゴールを決めた横浜FMドゥトラ「ロベカルには及びませんが…」

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[9.14 J1第25節 横浜FM1-1C大阪 日産ス]

 左足から放たれたシュートが、ゴールに突き刺さった。前節の大宮戦(0-1)でJ1通算200試合出場を果たした横浜F・マリノスの鉄人DFドゥトラは、1点を追う前半14分、MF齋藤学からパスを受けると、ドリブルでボールを運び、左足を一閃。セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョンに反応さえ許さなかったボールは、左サイドネットに決まった。このゴールで追いついた横浜FMは、勝ち点1を上積みし、首位をキープしている。

 J1で40歳を越えてゴールを決めたのはMFジーコ、FW中山雅史、FW三浦知良に続き、4人目だ。DFとしては、J1最年長得点者となった。記念すべきゴールを振り返り、ドゥトラは「ゴールは素直に嬉しいです。大事な試合でしたし。勝ち点1に終わってしまいましたが、勝ち点は欲しかったので」と、振り返った。

 得点の場面について「今までもゴールを狙っていた」と言うドゥトラは、「しっかり当てることはできました。トラップした瞬間に相手がこなかったので、シュートコースが空いていたので『行ける』と思って、思い切り狙いました」。元ブラジル代表のDFロベルト・カルロスを彷彿させるような一撃だったが、「ロベカルには足元にも及びませんが…」と、白い歯をこぼした。

 77%という高い湿度の中の試合でも、90分走り抜いたドゥトラ。残り9試合となったリーグ戦も全力で駆け抜け、2004年以来となるリーグ優勝を目指す。

「マリノスは経験の多い選手がたくさんいます。最近は勝てない試合がありましたが、一つ、二つ負けてしまっても、落ち込むチームではありません。これからも今日のように、マリノスは優勝できるチームだということを1試合1試合、見せていかないといけません。1試合1試合、『絶対に勝つんだ』という気持ちで臨むことが、優勝するために必要だと思っています」と、タイトルへの自信と意気込みを口にした。

(取材・文 河合拓)
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