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残留に前進の富山、敗れた東京VはPO進出に黄信号

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[11.3 J2第39節 東京V 1-2 富山 味スタ]

 J2は3日、第39節を各地で行い、味の素スタジアムでは東京ヴェルディカターレ富山が対戦した。試合はJ2残留争いを繰り広げている富山が、プレーオフ進出を目指す東京Vを2-1で下している。直近の5試合で4勝を挙げている富山は、21位のギフトの勝ち点差を8として、J2残留に王手をかけた。

 前半14分、先手をとったのはアウェーの富山だった。高い位置でボールを奪った富山は、FW苔口卓也がPA外からのミドルシュートをゴールに突き刺し、1点を先行する。しかし、東京Vもその2分後にCKからFW高原直泰が同点ゴールを挙げて、試合を振り出しに戻した。

 このまま試合の流れは、東京Vに傾くかと思われたが、前半36分に2試合連続ゴール中のMF白崎凌兵が、その流れを断ち切る。MFソ・ヨンドクとのパス交換でボールを前に運ぶと、最後はPA内で左足を振り抜く。苔口と重なる形になったが、しっかりとゴールネットを揺らして3試合連続ゴールで東京Vを突き放した。

 後半も一進一退の攻防が続き、東京VはMF中後雅喜が直接FKでゴールを狙うが、シュートは左に外れる。一方の富山も好調な苔口が強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、GK佐藤優也の好セーブに遭い、追加点を挙げることはできなかった。

 結局、後半はスコアレスで終了。富山が2-1で東京Vに勝利し、勝ち点3を上積みした。富山がJ2残留に前進した一方で、東京Vはプレーオフ進出に厳しい状況に追い込まれた。


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