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今季限りで引退、神戸FW吉田孝行が最終戦で惜別弾

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[11.24 J2第42節 神戸3-0熊本 ノエスタ]

 ヴィッセル神戸がホームでロアッソ熊本を3-0で下し、最終戦を白星で飾った。J1昇格を決めて以降は勝利のなかった神戸だが、4試合ぶりの勝ち星を挙げた。
 
 神戸は後半3分にDF河本裕之がセットプレーから得点を奪い先制。同19分にはMF森岡亮太がミドルシュートを突き刺しリードを広げた。

 後半22分からは今季限りので引退を発表しているFW吉田孝行をピッチに送り込む。すると迎えた後半アディショナルタイム2分、抜け出したポポからのラストパスを吉田が左足で蹴り込み、自らの現役ラストゲームに花を添えた。

 ゴール後には生年月日が全く同じで横浜FMでともにプレーし、2011年8月4日に34歳の若さで亡くなった故松田直樹氏をしのび、トレードマークだったへアバンドを取り出して頭に巻いて喜んだ。

 試合後には引退セレモニーが行われた。「今日の試合が自分のラストマッチとなりました。19年間、一人のアスリートとして1人の人間として成長させてくれたJリーグに感謝します」と話すと、サポーターは大拍手で労をねぎらっていた。

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