beacon

CKからの失点を悔やむ岡崎 「完全に自分のマーク。自分の責任」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.26 W杯アジア最終予選 ヨルダン2-1日本 アンマン]

 マークミスを悔やんだ。前半ロスタイムの失点シーン。ヨルダンの左CKに合わせたMFバニアテヤのマークに付いていたのがFW岡崎慎司(シュツットガルト)だった。「完全に自分のマーク。相手を見て、ボールを見たときに、フリーにさせてしまった」。そううなだれる岡崎は「自分の責任。自分が相手をブロックしていれば簡単にはヘディングできなかった」と自らを責めた。

 チャンスがなかったわけではない。前半2分にはFW清武弘嗣の左クロスを逆サイドで受け、中に切れ込みながら左足でファーストシュートを放った。しかし、ゴールの枠を捉え切れず、同23分に岡崎がDF内田篤人のオーバーラップを引き出した場面では、MF長谷部誠の右クロスに合わせたFW前田遼一のシュートがクロスバーを叩く絶好機につながった。

「今までのアウェーでは一番いい内容だった。相手が食いついてきたときにSBを生かせていたし、カナダ戦の反省点は生かせていた」。試合中も手応えはあった。それだけに「落胆している」と、結果を受け入れるのは難しかった。

「アウェーの感覚もなく、やっていた。それなのに0-2にされて、これがアウェーの難しさなのかなと」。1-2と追い上げたあとの後半35分には岡崎がドリブルでPA内まで仕掛け、後方からつぶされた。PKかと思われたが、笛は鳴らず。結局、1-2のまま最終予選初黒星となった。「気持ちを切り替えないと。あと2試合勝てばいいんだから」。ショックを隠せない岡崎は必死に気持ちを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP